毎年、エイプリルフールに色々なネタを出していますが、今年は、こんなネタでした。 『kindleに、自作のPalmアプリを移植してみました』といったところでしょうか。 そんな訳で、ここでは、この画像の作り方をメモしておく事にします。 使用しているのは「Adobe Photoshop Elements」です。 バージョンが『2.0』という古いものですが、バージョンが上がるたびに、作業スペースが狭くなるので、私的にはこれで十分と、今でも使い続けています。 まず、元となる画像を用意しますが、No.025「Amazon Kindleがやってきた」に丁度良い画像があったので、こちらを使う事にしました。 持ってきた画像の画面を消しますが、光の具合によって濃淡があったり、また、画面のムラもありますので、ここでは、この上に、新たに画面を書き込むことにします。 そのために、まず、新しいレイヤーを追加します。 次いで、そのレイヤーを画面の色に近い適当な色でベタ塗りします。 ベタ塗りしたら、ここに「光が当たっているような処理」を施します。 『フィルタ』→『描画』→『照明効果』を選び、「スポットライト」を選びます。 光の位置と大きさ、また『照度』辺りを中心に、光が当たっているっぽくなるように調整します。 フィルタを適用すると、ベタ塗りだったのが、光が当たっているっぽくなります。 このレイヤーを、画面の上に重なるように、自由な形に変形します。 確定すると、こんな感じに画面を作る事が出来ます。 ただ、若干、違和感があると思いますので『レベル補正』や『明度』などを適度に調整し、違和感を少なくします。 これで、無地画面の完成です。 あまり、違和感は変わらないぞ、と言われるかもしれませんが、それ以前に「kindleを持っているんだから、画面が消えた状態の写真を写せばいいじゃん。」というツッコミをして下さい。 ひとまず、無地kindleが出来たら、次はPalmの画面を合成します。 こちらは、エミュレータから持って来ました。 まず、kindleは、グレースケールなので『彩度』を思いっきり下げて、グレーにします。 グレー画面のPalmの出来上がりです。 この画像を、先ほどの無地kindleの上にレイヤーとして貼り付け、自由に変形させつつ、画面の上に乗っているような画像にします。 違和感アリアリですので、ここで合成の処理をします。 様々な方法が考えられますが、ここでは、レイヤーを『比較(暗)』で合成します。 これは、無地Kindleが「白紙」であると考えれ、上に重ねられているPalmの画像の「黒い部分」だけを取り出したいからです。 実際は、無地kindleは「白紙」ではなく「グレー」なので、Palm画像の一部は欠落しますが、重ねてみると次のようになります。 どこかしら、「インクで描いた」ような雰囲気があります。 ただし、このままではボロが出ますので、少々、画像サイズを小さくして誤魔化します。 文字などが適当に潰れて、サイトの記事として、ブラウザで眺める程度なら問題のないレベルに落ち着きます。 簡単に紹介しましたが、慣れれば10分もあれば完成するレベルです。 お試しアレ。 |