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気になるトコロ 〜メロディ橋&きりら坂下〜

2004/09/25
 出不精な私でも、それなりにお出かけをしている訳だが、無鉄砲・無計画であっても、目的はある。
人並みに、○○が食べたい、とか、△△を見たい、という目的を持って出発するのだが、問題は、その途中のことをあまり詳しく考えていない点だろう。
ま、これは、GARMIN社のGPSを使っているのが原因かもしれない。
これは、単に現在位置と通ってきたログがグレイスケールで描かれるだけ、地図すら搭載されていないが、道を間違えたり迷ったりした時に、元の道に戻るには十分だ。
GPS使いの人たちは、ログを残したり、トラックポイントを管理したりと高等な使い方をしているが、私の場合、数時間前に通過した位置まで戻れればそれでよい。
(もし、このフレーズにピクりとする電子小物好きな方、1台買っても損はない。)

前置きが長くなったが、要は無計画なお出かけなのだ。
だから、目的を達成する事が第一で、あまり脇道に逸れたりしない事が多い。
オレは違うぞ、と言われても、私はそうなので、仕方がない。
とは言え、いつも通り過ぎる道の脇に「どうも気になる」という存在がいくつかある。
今日は、あえてそんな場所に足を運んでみた。


 まず、第一の場所は、
「メロディー橋」・・・



お出かけ時、国道19号線に乗るために通過する岐阜県瑞浪市の「陶町」という所にある橋だ。
陶町の名前の通り、陶器の町のようで、橋にも面影が見える。
陶器製だろうか、このオブジェ「子々孫々」と書かれている獅子だ。
ちなみに「陶」は「すえ」と読むらしい。これは知らなかったが、それよりもメロディー橋だ。

自分の中では、この橋を渡ると音楽が流れるのだ、と根拠もなく信じていた。
何故だか知らないが、いつもは、そう信じて傍らを通り過ぎていた。

しかし、今日は立ち寄り、橋を渡った。




・・・・・音は鳴らない



根拠もなく信じていた事が崩れ去り、ちょっとガッカリしたが、気を取り直して、妙なモノが並んでいる、橋の中ほどに進んでみよう。
実は、あれがセンサーで、歩行者なら音楽が鳴るのか?
そうだよな〜、車が通るたびに音楽が鳴っていたらうるさくて仕方がない。
と諦めの悪い考えを引きずって橋の中央に進んでも、音は鳴らない。残念。

さて、妙なモノは、こんなモノだ。
これが、こんな風に並んでいる。
その横には、こんな看板。
ということで、使い方は、次の通り。
さて、先頭から順に叩いてみよう〜♪
鉄琴なのだろうか、澄んだ音色が予想以上に心地良い。
下手な街角なら、心無い奴らによって、イタズラされて壊されたりしそうなモノだが、キチンと1曲奏でることが出来るのは、あたりまえだがすばらしい。
どちらかといえば、子供サイズなので、大人が叩きながら進むのは、やや辛いモノがあるが、それほどの苦労ではない。



ただ・・・・


上の写真でも分かるように、等間隔で並んでいる。



なので、リズム感のない人間が奏でると「ふるさと」を奏でたつもりが、この曲なんでしょう?、というクイズになってしまう。
せっかくの澄んだ音色は台無しだ(笑)

ということで、心の中で「ふるさと」を奏でながら叩き進むのが妥当であろう。
この行為は、人によっては、難易度が高いかもしれない。
幸いな事に、何度も試していたのだが、その間、他に誰一人として徒歩で通り過ぎる人は居なかった。従って、歌いながら叩き進んでも恥ずかしくないだろう。

気になっていた、メロディー橋。一度足を運べば、もう二度と行かないかも知れないほど完結したアトラクション。
あえて、もう1曲、別の曲が用意されている事はココには記さずにおこう。
一応、携帯電話のGPS情報は以下の通り。
もう1曲と、澄んだ音色に興味のある方は、是非。


 次は「きりら坂下」、これは「道の駅」の1つだ。
通常、愛知県から岐阜県の瑞浪市を経て、恵那市で国道19号線に乗るコースを通る。
そこから国道に乗って長野県方面に向かう時、最初に国道沿いにある道の駅は「賤母(しずも)」だ。
これは、岐阜県の恵那市、中津川市を経て、長野県に入ったら、結構最初の方にある場所で、普段、ここで休憩を取る事が多い。
単に、そこまで道の駅がないからだ。

しかし、実はその途中の岐阜県内に「道の駅:きりら坂下」という道の駅の看板があることは認識していた。
上記のリンクから地図を見ると分かるのだが、直進する国道19号線に対し、きりら坂下は進行方向上向きと考えると、一旦左に曲がらなければならない。
目的地に向かっている途中に、あまり道を外れたりしないだろう。
ということで、場所すら知らなかった存在。

ついでに「きりら坂下」って何だ?という不信感。
個人的には「チリコ坂下」と呼んでいる。
そう、やや中途半端な存在のアイドル(?)坂下千里子嬢の「ちりこ」だ。オヤジギャグにしてもひどすぎるが・・・

しかし、今日はあえてチリコに会いにきたのだ。橋を渡ってその先へ。


結論から言えば、チリコ坂下はめちゃめちゃ身近な場所にあった。
橋を渡ったら、即左折、川の横にある。迷う事もないし、途中で立ち寄っても問題のない距離だ。
何か、得した場所を見つけた感じ。
どことなく、キャラクターも、千里子嬢に似ているし(似てない、似てない)

ま、中は普通の道の駅。
お土産コーナーや食事コーナーがある、極めて一般的な感じだが、次の道の駅「賤母」に比べて、一本、脇道に逸れるため、やや人が少ないような感じがする。
ある意味、のんびり出来そうだ。
中にある、周辺情報の検索用端末では、テレビも見られるようになっていて、何気なくチャンネルを合わせると、何かの旅番組の再放送だろうか。偶然にも、坂下千里子嬢が出演していたのは笑えてしまった。


いや、坂下千里子嬢とは全く無関係なんだが、既に脳内完結しているので・・・


で、チリコ坂下、その前が川だ。木曽川。
河口付近では、堂々たる流れで海に注ぎ込む木曽川だが、この付近では、まだ大河たる雰囲気はしない。まだ、鮎釣りのオッちゃんが居るような「普通の」川だ。


秋とは名ばかりの暑い日が続くが、今日も例外ではなかった。
しかし、緩やかに吹く川風と、時折、厚い雲が作る日陰に、川原は随分と心地良い。
ここがどういう場所かわからないが、川遊びする子供の姿もないのは、勿体無いような。
別に、夏休みが終わっても、川遊びをしても良いのに。


どちらにしても、この心地良さは、流行の「癒し」だ。それも、安っぽいグッズで得られるような中途半端な癒しではない。
のんびり、川に足をつけて、小魚と戯れて。それでいてタダ。癒しグッズより安いが、タダほど高いモノはない、とはこういう肯定的な意味にも使えるんじゃないかなぁ。

それも、この川原。チリコの目の前にある。
写真では草深いように見えるが、それほど背の高い草はない。
おそらく、増水時に水没するためであろうが、おかげで川の傍まで簡単にたどり着ける。

こんな心地良い場所だが、駐車場から川遊び、全てタダ(笑)。
いいぞ、坂下!
もう、坂下千里子のファンになってしまいそうな感じ、いや、全く無関係だが・・・。



今年は、体調不良とオリンピックのため、あまり外出できなかった夏だが、ここに来て、偶然にも川遊びをする事が出来たのはラッキーだ。
機会があれば立ち寄りたい、というより、目的として来たい場所の1つに追加しておこう。

・・・・・・ところで、

チリコ坂下、じゃなくて「きりら坂下」の「きりら」って何だ?

って思うでしょ?



「木曽(きそ)・リバー・ライトサイド(右岸)」

かな〜り無理がある命名。
「きりら坂下」→「チリコ坂下」にも無理があるが、こちらも如何なものだろう。
何か、やっぱり、坂下千里子だと思えて仕方がない。

本日の好日度:★★★★☆ 「たまには、寄り道を楽しもう」