Go!Go!お出かけ〜気が向いたら更新せんべいを食べさせたい 〜奈良県・東大寺とか〜2009/09/20 mizuno-ami
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動機は単純。
手に持ったのは「るるぶ京都・奈良」というムック本1冊。カーナビもなければ、詳しい地図も持たない状態は、即ち情報弱者とよぶに相応しい状態。 東海環状道を1時間も走れば、当然ながら、こういう目に遭う。 その後「るるぶ」のペラペラの地図1枚で迷うことなく、気持ちよく東大寺付近まで到達するのだが、結局、ここも観光地。 気付けば、春日大社の駐車場を待つ車列に並ぶ始末だ。 ようやく、車を置いて東大寺方面に足を向けると、おお!鹿だ! 何という、サファリパーク! こうなると、たくさん鹿が居るという『南大門』の方を目指そうという気になる。 やや難しい言葉でいえば、モチベーションの向上だ。 と、広場をショートカットしようとすると…… 奈良の春日の青芝にぃ〜♪ (小さなお子様連れの親御さんは、絶対にお子様から目を離さない事を推奨する) さて、鹿、鹿と見渡してみると、居た居た、って縁日のような雑踏の横で、我知らずといった感じで横たわっているではないか。 オバちゃんの説明では「紙も一緒に食べますよ」とのこと。そいつは、無駄が無くて良いや。 奈良の鹿に対して「とてつもなく凶暴である」という予備知識はある。 ソースはコレ↓ 草食獣とは言え、油断は出来ない。 おそるおそる、鹿せんべいを見せてみる。 そりゃそうだ。 これだけの渋滞を生んでいる観光地。おそらく、鹿より人の方が多い事だろう。 奴らの目をみると、まるで「せんべい以外なら頂きますが」と言っているようにすら見える。 仕方がないので、レジ袋の代わりにしているマイバッグに残りの鹿せんべいを片付けつつ歩いていくと、ほどなく、東大寺の南大門に到着する。 やや、急な階段を、ここ最近痛んでいる腰を守りながら降りてゆくと、こちら側にも居るじゃないか。鹿。 そして、1ポーズを決めた後は「もう、良いんでしょ」とばかりにポーズを崩すのも、また一興だ。 ついでに、若いから鳴くのか知らないが、妙な声で鳴いていた。 この、憎たらしい顔を見れば、少しはそのイメージが伝わるだろうか。 続いて、大仏殿の前、中門だ。 本当に、奈良時代の建物なのかにわかに信じ難いが、こういう建造物は短期間で建てる事は出来ないだろう。 いつも「明日から本気出す」などと言っているニートなど、さっさと本気を出さなければ、プレハブ1つ建てる事が出来ないのだから、今すぐにでも、遅れた分を全力で取り戻すべきだ。 さて、この中の大仏殿、中は「16:30まで」と、るるぶかサイトで見た覚えがあるが、どうやら17:30までOKのようだ。 せっかくなので、見ておこうと思った17時少し前。お一人様500円也で中に入る。 うぉおお、あれが大仏殿か。 仏教がどれほどの勢力を持っていたのか知らないが、このサイズは信仰心とかそういうモノではなく、単に人を驚かせようと思って作った代物じゃないかと思うほど、大きすぎて呆れてしまう。 いや、もしかしたら、奈良時代の人間は平均身長が3メートルくらいあったんじゃないか。 もし、この大きなオッサンが、ヨルダン川の川べりに現れて、何らかの説法でも行えば、歴史は色々と変わっていたんだろうが、ここでこうやって座っているから、右の頬を叩かれたら、左の頬が無くなるまで反撃するような国が勢力を握っちゃってるんだろう。 それにしても、写真が暗いな。はて、EOSって、この程度だったっけ? 比較のため、ケータイで撮ってみよう。 まぁ、それは仕方ないとして、この大きな人は、絶対に夜中、出歩いているに違いない。 ぐるりと、大仏さんの背面を一回りして、自分なら絶対に通れないような柱の穴にチャレンジしているオジサンを眺めながら、ふと大切な事を思い出した。 そんな訳で、ISO=800に感度を上げて撮影すると大仏さんの姿も、くっきりと浮かび上がる。 こんな根本的な事を忘れているのは致命傷だが、先ほど、線香の煙が頭にかかったのが良かったのだろう。 気を取り直して正面から。 いや、ありがたや〜 大仏殿の隣に、赤い服を着たオジサンが座っていた。 大きなオジサンの腰の辺りを撫で回す、という行為に浸りながら、その顔を眺めてみると、どこかで見たような顔をしている事に気付く。 誰だろう? テレビに出ている人だと思うのだが、心当たりはありますか? 土産物屋を冷やかしているうちに、大仏殿の閉館時間となる。 南大門の大きなオッサンに「さようなら」をして帰途につく。 「はい、さようなら」 南大門の付近の連中と異なり、遠巻きにしてこちらの様子を伺っている。 ふと、マイバッグの中の鹿せんべいの存在に気付き、ちらつかせてみるが、近寄ってこないので、仕方なく投げてみる。 食べた! と思ったら、まだ警戒しつつも、集まってくる。
「おい、みんな、食べ物くれるってよ!」 「わぁい」 鹿せんべいルールに従い「もう、ないよ」のジェスチャーと共に、その場を辞したが、先ほど、無駄に買ってしまったと後悔した鹿せんべいを、今は、もう少し買っておくんだった、と後悔した訳だ。 さて、思い立つように足を運んだ奈良の鹿。 滞在時間2時間ほど、自動車に乗っている時間が10時間ほどという行動履歴の中、当然の事ながら、帰り道も渋滞が待っていた。 ちなみに、高速道路は1,000円ではなく、片道で、1,500円+300円+50円 = 1,850円でした(ETC使用) |
本日の好日度:★★★★☆ 「うんこだらけ」 |