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みうら雅秋作品展「かえる屋ケロリン堂の世界2005」 〜東京・青山〜


 バーチャルツアーをドウゾ
2005/07/30
 行動は唐突に、また気まぐれに。

何故だか、早起きをして新幹線に乗っている。
向かう先は、東京・青山。
おそらく、下町やら電気街やらが馴染む私に「おされ(オシャレ)」なイメージの「青山」が受け入れてくれるだろうか心配だ。

しかし、かえる屋ケロリン堂店主・みうら先生による初の作品展が開催されているとあれば、行きたくなるのがストーカーファンの心理、という事で、青山一丁目にある「青山・イチーズ・ギャラリー」を目指す。

地図を見ると、赤坂御所だの神宮外苑、並木通りなどのテレビでしか見たことのない場所に向かうようだ。青山一丁目、5番出口から外に。気を引き締めて、地図を見ながら歩いて行く。
果たして、見つかるだろうか・・・ん?



あの「ノボリ」は、まさしくケロリン堂!
ここまで目立っていれば、田舎モンの私だって見逃す筈がない。
それも、並木通りの真ん前に、このノボリ。時代が時代なら革命ではないだろうか、と妙な事を考えつつ、会場に足を運ぶ。

ばばーん。
入り口に入ると、こんな軍団がお出迎え。
タダのヌイグルミかと思うかもしれないが、これが半端なサイズじゃない。
遠近法でも画像処理でもなく、これが実際の大きさ。
目玉の大きさとモデルさんの顔を比べてみれば、その大きさが想像できるであろうか。
小さいお子さんならば、抱えきれずに潰されてしまうかもしれないサイズ。
でも、気軽に一緒に写真を撮らせてくれるのは、とてもフレンドリー。
っと、実際に抱えているモデルさんは、ケロリン堂店主こと、みうら先生。
この作品展の会場を見回すと、右を見れば、みうら作品
左を見れば、ケロサポで連載中の「ケロたまフーまんが」
奥の壁まで、みうら作品
このように「ケロリン堂」モード炸裂の作品展なのだ。
もちろん絵画作品だけではなく、立体作品も展示されている。
これは、オタマジャクシのキャラクター「おたま」だが、葉っぱの上に並べられたそれぞれが、それぞれの顔をしていて面白い。
奥のオレンジ色のものはヌイグルミで、変な使い方だが、ニギニギと握っていると落ち着いたりする。
手前に並んでいるのは「石」で出来たペーパーウェイト。
目の位置、口の位置がそれぞれ微妙に違っており、それぞれが個性的な表情をしている。
なので、欲しいなと思ったら、これらをじっと眺めてみるのが一番良いだろう。
どれかが「買って!」と言った気がするからだ。

そうそう「買って」と言えば、谷中にある店舗が引っ越してきたのかと思うような品揃えで、こちらの方でも営業をしている。

シールや付箋などの小物や一筆箋のように洒落たもの、
こちらは、スタンプやマスコットなどの小物や、暑い時には「コレしかない」という竹うちわ。
実用度バッチリの温泉タオルなど、
ちなみに右側に見えるグリーンの束は、新色のかえるTシャツ。
鮮やかなグリーンが目にまぶしいが、こういったアパレル関連のグッズも揃っている。
定番ポストカードは、ここにあるので好きなものを選んでみよう。


白い壁と柔らかな照明で、会場内はとても穏やかな雰囲気に包まれているのだが、ふと壁に目を向けると、
こんな顔したケロンやらヌイグルミやらが居たりして、癒されてしまう。
ちょっとお疲れの場合は、テーブルと椅子が用意されているので、そこで座って休むのが良いだろう。
どんよりとした曇り空で、高温多湿で暑苦しいと言われる名古屋から来た人間ですら、今日の天気では汗が止まらなかったが、椅子に座って一休み。
壁に目を向けると、何か澄ました奴がこっちを見ている。

    これ、個人的にお気に入り!
か、かわいい、と思ってしまうのだが、冷静に考えると、「・_・」の微妙な位置で表される表情の妙。究極の絵画表現の1つじゃないかと感心してしまう。
そんな中に「点目」じゃないタイプが1匹混じっている。
この「ウルウル目玉」のケロン、これはこれで可愛いだろう。

ケロリン堂のマニア向けな情報としては、あの「ケロル」に会える事にも触れておこう。
キャラクター図鑑には登場するものの、実際に作品としてどこに出ているんだ?と思うほど登場回数の少ない希少キャラクターの「ケロル」、会場では「これでもか!」と言うほど登場してるマンガを読むことが可能だ。
ちなみに、谷中にある店舗では、ケロルのヌイグルミにも会う事が出来ることを追記しておこう。
何か単なる宣伝のようだが、今回は「バーチャルツアー」という事で、作品展に足を運べなかった人のために、会場の雰囲気をお伝えできればと思っている。
また、興味を持たれた方は「JR・日暮里駅からのルート」か「東京メトロ・千駄木駅からのルート」を参考に、店舗まで足を運んでみるのは如何だろう。ケロリン堂の「ぐうたら三昧」と描かれたうちわを手にしながら、下町散策も洒落ている。

急遽生まれた、某アーティスト(笑)とのコラボレーション作品を残しつつ、暖かなヌイグルミの秘密を胸に、青山を後にした・・・と、正確には「谷中に向かった」(笑)


と、終始気になっていたのが、外に置いてあった「灰皿」
随分と「艶かしい」灰皿ではないか。
本日の好日度:★★★★★ 「ありがとうございました」