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松本かえるまつり2006 〜松本市〜

    歌って踊って通風も?
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 病み上がり、というと大袈裟だが、人間、沈んだ気持ちの後はどこかしら賑やかな場所を求めるものだ。
ここに来て、2つの「元気コース」への選択肢が頭に浮かぶ。
1つは「朝からハイテンションの水辺」、もう1つは「常に踊っている西口」だ。
少し考えた挙句、人の流れも見られそうだからと西口に足を運ぶ・・・と、そこにはとんでもない光景が待ち構えていた。
    オッサン占領
    ■「オッちゃんは、オッちゃんは、まだまだ元気やで〜!!」
なんと、西口の受付がオッちゃん軍団に占領されているではないか。
居場所を失った仕事人は観客になっているではないか、って楽しそう。
    仕事人も楽しんでます
    ■矢印を付け忘れ。カモフラ帽子(「ぴょん」の後ろ)の人も仕事人です。
どうやら、時間制限のあるステージでは暴れ足りなかったと思われるオッちゃん軍団が、ここで路上ライブを始めてしまったようなのだ。
いや、ライブに至った詳細は分からないが、そんな事はどうでもよい。
あらためて紹介しよう。
「さわむらしげはると飯山ガキデカジャグストンパーズ」の皆さんだ。
    メンバーの一部です
    ■ものすごく楽しい様子が、顔だけで伝わってきます。
沢村さんお得意(?)の楽器の1つ「ノコギリ」だが、箸が転げても可笑しい年頃は、もう何倍も上回っているだろうに、いや、そもそもオッサンだが、どうしたらこれだけ嬉しそうな顔で笑えるんだろう、というような笑顔だ。
遠いステージの上の姿を見るよりも、この路上の方が生き生きとしている。
それだけで、つられて笑ってしまう。幸せってのは、こういうものなのかもしれない。
    十八番
    ■「ノコギリと同じように曲がってや〜」
実に奇妙な音を出すノコギリだが、「ノコギリと同じように曲がってや〜」という言葉はどういう意味かと思えば、↓こういうことだ。
    ノコギリ1段階
    ■皆でいっせいにクニャり。路上ヨガ教室か!?
そして、見ている方も、ただカメラを持っているだけでは悪いような気がして、こちらまで曲がってしまう。
    ノコギリ2段階
    ■地平線が傾いているのは、カメラが傾いているからです。
基本的に、楽しい事はみんなでやろう、という参加型のライブがお得意なのだろう。
ついつい、通りすがりの人まで、歩きながらポーズを取る。
    さりげなくカメラ目線
    ■妙な呼吸法と共に歩いていたら、それは別の人
しかし、本来、楽器として使われない道具を器用に楽器として操る。
    くし スプーン、洗濯板、灰皿
    ■「くしを駆使して音を出し」、もう1つの方はどういう道具かすら定かでないシロモノ。カレーくらいは食べられそう。
音を出しているのは、それだけではない。
このベースなどは、製作過程や材料まで分かるようなシンプルなもの。
そんな単純なモノなのに、とても「イカす」音を出していた。
    全員揃いました
    ■カメラの位置の関係でやっと登場。これで全員です。
そんなイカす音のベースのお兄ちゃんには、とてつもない「持ち歌」があったようだ。
空瓶をブーブー言わせながらの登場。
    ぶーぶー楽器
    ■これも楽器か!プップクと音を鳴らしていました。
病魔に侵されつつある自らの歌を、絶叫とも言える叫びで歌い上げる姿は感動すら覚える・・・
    通風がイテェ
    ■「通風が痛てぇ〜」「ゲラゲラ」
はずなのだが、どうも周囲のメンバー、誰一人として心配していないようだ。
悲痛な訴え、それは「通風が痛てぇ」というもの。
まぁ、歌詞の通り「ビールが原因」であろうが、通風の原因とされている「プリン体」をカットしたビールのCMも、この歌を使えば宣伝効果てきめんだろう。
笑いながら、マジで痛そうだ。
    乱れベース
    ■オッちゃんここで、乱れ弾き〜
しかし、この人たち、単なるお笑い軍団ではない。
イカしているというのが誉め言葉になるのか分からないが、本当にイカしているのだ。
お笑いの合間の演奏か、演奏の合間のお笑いかは別にして、その演奏を聴いているとついつい体が動いてしまうのだ。
    吹く&弾く
    ■吹いたり、弾いたり忙しい人
    神技
    ■もう、人間を超越した神がかり的な技でジャカジャカ
    弾く&歌う
    ■弾いて歌って。ヒゲのオッちゃんの声が渋い。あ、どっちもヒゲか。
そんな演奏に乗せられてか、いつのまにか、多くの人が集まっていた。
    ギャラリーに囲まれて
    ■いつも間にやら多くのギャラリー。なぜか遠巻き…
多くのギャラリーの真ん中で音楽鑑賞モードに入っている仕事人たち。
    団長カメラ
    ■仕事人も聴き入る名演奏。タイトル「うっとり」
反対側の助手カメラからは、ちょっと「おねむ」な様子がバッチリ撮られている。
若いとはいえ、さすがに2日間、その前の準備も含めると相当疲れているはずだ。
残りあと少し、ガンバロー。
    助手カメラ
    ■助手カメラ:2日間頑張ったね。お疲れさん。タイトル「ぐったり」
さて、人が集まってきたら、もう、必然的にこの人の出番だ。
    オッちゃん出陣
    ■「みんなで一緒に、踊るで〜」
とりあえず、一緒に踊る人をギャラリーの方へ「調達」にゆく。
有無を言わさぬ調達ぶりは、今更ではないが、真っ先に連れて来たのは、この外国の方。
    可愛いです
    ■あ、ホントに可愛い。団長も一票投じます。
どう見ても、本人の趣味ではなかろうかと思われる娘さん。確かに可愛らしい。
    嬉しそうなオッちゃん
    ■あ、ホントに嬉しそう。ヨダレ出てないかなぁ。
そして、どう見ても真顔で喜んでいるこの表情。メンバーの方々、この写真を冷やかしのネタにして頂ければ幸いです。
可愛いつながりで、こんな子まで登場。
    親子じゃないよ
    ■「ほーら、いくでぇ〜」
    目線の先はお母さん
    ■この微妙な笑顔がたまらないですね。
訳者さんが、子供と動物にはかなわない、と言うが、本当にその通りだ。
そんな子供との戯れで軽く緊張をほぐしたところで、いよいよ出発。
近所の人と手をつないで、大きな輪を作って回って踊るのは、もはや「沢村流音楽術」であろう。
    ライダーキック
    ■アクションスター顔負けの足の上がりっぷリ
当の沢村さんは、常に輪の中に入れる「獲物」を求めてうろつき回る。
    スカウト
    ■「きみ、アイドルにならへん?輪の中に入って踊るんやで」
幸いな事に、ギャラリーは周りを囲むように見ていたので、隣と手をつないで横に歩き出せば、沢村流の音楽が簡単に完成する。
簡単に作られる音楽の輪。
    籠の中の鳥は
    ■巨大な「かごめかごめ」みたいですが、違います。
上の写真では、さほど大きくない人の輪だが、下の写真ではかなり大きな輪が作られている事が分かる。
    おしまい
    ■この時点で、曲は終わってしまっています。
写真の中の矢印は同じ歩行者信号を指しているので、それを頼りに見てみると、その大きさが分かるだろう。
このように大きく広がった人の輪だが、これは既に曲が終わった時点の写真なのだ。
途中の様子は・・・ない。
実は、気が付いたら、オッちゃんに確保され、見ず知らずの人と手をつないで輪の中に入ってグルグル回っていたという事で、カメラを構えることが出来なかったのだ。
ただ、この「グルグル」の様子はしっかり助手カメラによって収められていたのが幸い。
ひとまず、後の「助手カメラ」のコーナーでご確認いただければ幸いだ。

笑って騒いで踊って回って、その上、イカす音楽まで楽しめたミニライブ。
CD即売はサイン付き。
    即売会
    ■見物料はお気持ち次第、というリーズナブルで親切な設定。CDの即売も
ギターケースの中身は、日本円だけでなくドル紙幣、飴玉、ポケットティッシュなどなど。
中には、財布の中身を掃除するかのように全部ぶちまける人も居たようだ。
さて、買い求めた1枚のCD。
    買いました
    ■聴いていると、体は動くしドライブには行きたくなるし(笑)
わぁ、何だコリャというようなサインも、Ohyoi3のイラストを見慣れているから特にいい加減なものには見えない。
帰ってから聴いてみると、ゲタゲタ笑っていたオッちゃんたちとは思えぬ演奏、いや、あの顔を思い浮かべると、より楽しめるような気がする。

何気なく足を向けた西口で、たまたま遭遇した路上ライブ。嬉しいサプライズだ。
そして、通風のオッちゃん、もっと痛々しい曲に発展しないよう、気をつけて下さい。


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