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松本かえるまつり2006 〜松本市〜

    2日間、ありがとう〜
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 曇り空でよく分からないが、それでも夕方になったかな、と思われる頃。
おまつりも、いよいよ終わりをむかえる。
    ケロのれん
    ■「仕事人は、四柱神社の鳥居前に集まるケロ〜」「ケロ〜」
ズラリ揃った仕事人たち。
    ズラリ集合
    ■ズラっと並んだ仕事人。みんな笑ってます。
その手には、何かが握られている。
    粘土ケロ
    ■仕事人の手の中には、小さな仕事人。閉会式には一緒に参加します。「ケロ〜」
かえるまつりの間、あちこちでまつりを支えてくれた「紙粘土フランソワ」だ。
この子達も立派な仕事人。この閉会式に参加すべき存在だろう。

もちろん、この着ぐるみの「中の人」だって仕事人だ。
    中の人
    ■「ヤロウども、閉会式を始めるですぅ」
    うぃーっす
    ■「うぃ〜っす。」

司会、進行によって進められるエンディングセレモニー。
ここぞとばかりに長話をする校長先生的な人物もなく、進められる。もちろん、貧血で倒れる子も居ない。
(今も居るのかなぁ?)
    司会
    ■「えー、本日はお日柄もよろしく」「曇ってんじゃん」
    ルソー  笛の人
    ■「哲学なのか音楽なのか、彼はどんな「ルソー」なのかなぁ
感心させられるのは、このマイクを持つ人たち。
常に分かりやすい喋りで、会場のアナウンスや実況を伝えていたのは今でも耳に残っている。
撮影団なら、どちらも一言二言喋って黙り込んでしまうだろう。

さて、エンディングのクライマックス。
2日間の無事を祈って片目を入れられたダルマへ目を入れる瞬間だ。
もちろん、ここで目を入れるのは、あの人。
    ホリエもん
    ■再び登場、「ぼく、ホリエモン」
既に、手にはペンを持っている辺り、用意周到だ。
慎重に、ダルマに手を伸ばす。というか、思った以上にあっさりとダルマに手を伸ばして目を入れ始める。
なかなか、度胸の座った人物だ。
    目入れ式!
    ■「ちょっと描きにくいッス。」、確かに、角度的にキツいかも…
その様子を固唾を飲んで見守るギャラリー。
お笑い番組ならば、何か別のことを期待する雰囲気だが、ここはお笑い芸人養成所ではない。
    ギャラリー
    ■ギャラリーの視線くぎ付け
そんな緊張する空気をしっかりと読んで、無事に目が入れられた。
ギャラリーから沸き起こる拍手。
    目入りダルマ
    ■本物のホリエモンに勝った瞬間
本物のホリエ氏は、ダルマに目を入れることなく消えていったようだが、こちらのホリエモン氏は無事に目を入れることが出来た。
    感動シーン
    ■「おお、何か、感動しちゃいます〜」
こうして、まつりは無事に終わった。
今朝は、どうなる事かと心配していた曇り空も、何とか乗り越えた。
    感動シーン2
    ■「カエル、泣いてんのか?」「泣いてるんじゃなく、鳴いてるケロよ」
それぞれが手に持っている「小さな仕事人」は、このエンディングセレモニーに参加して下さった方々にプレゼント。
泥のついた割り箸に、決して上手とはいえない紙粘土細工のカエルが乗っているだけのシロモノ。
でも、それを喜んで貰って下さる人たち。
これが「松本かえるまつり」の魅力なのだ。

絢爛たる華があるわけでも、豪華な仕掛けがあるわけでもない、小さな商店街の小さなお祭り。
でも、それを愛して止まない人たちによって支えられ、また、来年にも引き継がれるのだろう。
関係者に聞くと、決まって同じことを言う。
    「来年もできるかどうか分からないけど。」
その地域における色々なしがらみや関係は詳しくは知らないが、もしかしたら、こんな「馬鹿騒ぎ」を好まない人も居るのかもしれない。
色々な意味で、お金も掛かるのだから、尚更だろう。
だが、多くの来場者はこう思っているに違いない。
    「来年も楽しみにしています。」
と。


さて、まだまだ終わっていない。
手作りのお祭りなので、片付けも各自で行うのが当然だ。
    お片づけ
    ■「テーブルはここでいいの?」「そう、たたんで積んでおくんだよ」
大物の移動もある。
移動ユニット、まぁ、通常は台車などと呼ばれるものに乗せられた「フランソア」が、運ばれてゆく。
    土台YS
    ■「ドナドナドナ〜♪子牛じゃないけど、乗せられてゆくケロ」
    ふらんそあ
    ■「記念写真?えへ、いい顔、してるケロか?」
すでに、薄暗くなりかけたナワテ通り。
踊る西口も、踊る人の姿は消え、すっかりさびしくなってしまった。
    ふらんそあ
    ■「姿は消えてませんって」「ここに居ますよ〜」

素浪人の撮影団、おおよそ片付けも終わり、そろそろ帰らねばならない時間のようだ。
しかし、まだ立ち寄っていない店のことを思い出し、顔を出した。
うどん屋「じゅげむ」さん、色々と準備をして下さっている仕事人の1人、そして、おまつり当日には気軽に出歩いて楽しめない仕事人の1人だ。
そういう忙しい人たちのために、このレポートが、当日の様子の100分の1でも伝えてくれればなぁ、と思う。

そこで、入れて頂いた一杯の熱いコーヒー。
コーヒーって、こんなに美味かったっけ?何だか生き返った気分だ。

そして、やはりここでも、同じことを言われる。
    「来年もできるかどうか分からないけど。」
確かに、未来の事は分からないが、かえるまつりが掲げているテーマを考えれば、大丈夫だと思えてくる。
    「ボクらをかえる、未来をかえる」

さぁ、帰ろう。
    西口から
    ■人の少なくなったナワテ通り。セピア調で。
仕事人の皆さん、お会いした皆さん、ありがとうございました。







【オマケ】
    1コマで
    ■「それ、株券ですか?」「それはない!」



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