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2007松本「縄手カエル祭」 〜松本市〜

    遅く起きた朝には
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 2日目。
 昨年は、一応スタッフTシャツを着ていた身なので、それなりに早起きして出かけた訳だが、今年は初心に戻って「観光客モード」で楽しむことにする。
難しいことはない。
ダラダラとナワテ通りを歩きながら、まつりを楽しむのだ。
と言いながらも、ホテルのテレビ、24時間アニメを放映しているチャンネルで「名探偵コナン」に引っかかってしまう。
普通の観光客ならとっくに出かけている時間までテレビを見ているとは、観光客以下、単なる普段着モードだ。
そんな訳で、ギリギリの時間にチェックアウト。何ともお恥ずかしい。

さて、気を取り直してナワテ通りに出かけよう。
梅雨の季節、雨が心配だったが、幸いなことに2日目もスカッと晴天だ。
    スカッと晴天
    ■既に太陽がジリジリと音を立てています。
既にナワテ通りは結構な人出だ。
皆、こんな朝っぱらからどうして?と思ったのだが、その時、名探偵コナンの名セリフが脳裏をよぎる。
「真実はいつも1つ」
そう、もう、世間では「朝っぱら」ではなく昼近くという時間なのだ。テレビ見ていて出遅れたのは、こちらの方だった。
とは言え、この出遅れが、どういう結果を招くかというと、実際は大した影響は無い。
何せ、このナワテ通り界隈は、一日中、お祭り騒ぎなのだから、気にする事はないのだ。
朝から気張ってまつりに酔うのも良し、また、ふらりとやってきてまつりに参加し、ふらりと松本や近隣の地へ遊びに行くのも良いだろう。

だが、一方で「カエルグッズ」を手に入れたい人にとっては、この出遅れは致命的となる。
「末吉晴男時計」いや「風来モッケ旅団」でお馴染みの、あの有名店などは、午前中に完売という有様だ。
    モッケ旅団
    ■毎度の如く、完売しますた。「売るものは、机くらいしか…」
ひとまず「レアなカエルグッズを求める人は、お早めに」という教訓だが、それよりも腹ごしらえが先だろう。
やはり定番は「カエルパン」か?
そう言えば、今年は「カエルパン作り」に参加できるとやらで、多くの人が店の前に集まっていたが、果たして…
    カエルパン
    ■鮮やかな緑が、食欲をそそる「カエルパン」
これは、結構な人出だ。
今年のカエルパンは緑色なのかと思いつつ、カエルパンを楽しそうに作っている子供+撮影隊のお父さん、お母さんの人込みを遠巻き眺め、「もっと、ガッツリした食べ物を!」と求める胃袋のために「食探し」に出かける。
大阪辺りだと、朝っぱらから金龍ラーメンをすすっている人がいたりして「さすが道頓堀やなぁ」と訳の分らない似非関西弁で、彼らの食欲に脱帽したりするが、今の胃袋も似たようなものだ。
ウロウロと歩き回って買い求めたのは、この一品。
    お好み
    ■お好み焼き!完全な形で食べ物が写っているのは珍しいかも…
起き抜けに、ソースとマヨネーズたっぷりの「お好み焼き」をチョイスするなど、関西人を笑えない。まぁ「焼きそば食いてぇ」と叫んでいた助手の意向の方が強いのだ、と言う事にしておこう。
ひとまず、定番、橋の下で女鳥羽川の流れを眺めながら朝昼兼用の「粉もん」を食す。

この橋の下は、あたりまえだが日陰になる。
日差しさえ遮れば、女鳥羽川から吹いてくる緩い川風と、アルプス辺りから届く頼りない山風が肌に心地よい。
並んで座ってぼんやりと川辺の遊び場を眺めているのは親子だろうか。
のんびりして良い気持ちだ。いや、まだ来たばかりで歩き回っても居ないのに一休みというのも変な話だが…
    親子
    ■川風に吹かれながら。ああ、平和だねぇ。
しかし、よく見ると、やはりここはかえるまつりの会場なのだな、と思う。
    カエラーちゃん
    ■両方の肩に、カエラーの印が。ちょっと萌え。
さりげなくそこに居る子。
この子も、立派な「カエラー」だ。

手短に食事を済ませ、そろそろ活動をはじめる事にする。
実は、この橋の下、日差しが強くなればなるほど、脱出する事が精神的に困難になるので、どこかで思い切りをつけなければならない。
    ゴミ捨て禁止
    ■川上からゴミが。上流に人が住んでいる証拠ですな。
上流からゴミが流れてきたのをキッカケに、尻に生えかけた根を切って出発だ。
って、ゴミを捨ててはいけません。

見事なフォームで的に向かってオモリを投げる遊びは、川辺の定番になったようだ。
単純なようだが、思ったよりも面白いらしく、子供の人気が高い。
    注目の的
    ■狙っているのは、カゴじゃなくて、お兄さん。「いっけー!当たれー!」「って、おい!」
川の流れの中で、水しぶきを浴びながら簡単な道具でワイワイ遊ぶ。
人間ってのは、過去何千年とこういう遊びを繰り返してきたんだろうな。

さて、水から陸に上がるが如く、橋の上に上がって、最初に目に付いたのは「ふしぎこうぼう」の平田さんだ。
年に1回、合うか合わないかの間柄なのに、既に顔なじみになっているが、そりゃそうだろう。
さほど広くないナワテ通り、何度も往復していれば、顔を合わせる回数も半端じゃない。
    ふしぎこうぼう
    ■「ふしぎこうぼう」の平田さん
このカエルの置物でお馴染みの方だが、それぞれに表情があっていつ見ても楽しい。
    かえるちゃん
    ■あの大きな体で、この小さなカエルを作るのが何だか「ふしぎ」ですね。
定番の「チョーカー」も小さくて可愛らしい。
    チョーカー
    ■チョーカーは「チョーかわいい」、オヤジギャグでゴメンナサイ。
狭い範囲で顔を合わせる機会が多いため、多くの人と顔なじみになれるのも、このかえるまつりの楽しみの1つだが、意外な事に、平田さんは「末吉晴男時計」の売れっぷリを初めて見た、という事だった。
出店していると、その場を離れられないから、意外に他の作家さんを知らないという事らしい。
今回は、橋の上で向かい合っての出店となったが「すぐ売り切れる」という噂どおりの展開が目の前で繰り広げられ、ただ驚いているのが印象的だった。
おそらく、今回、出店ではなく観光を選んだ、我らが「かえる屋ケロリン堂」さんなども、このかえるまつりを思い切り堪能された事だろう。というか、何度、通りで出会ったことか(笑)

お店の備品がカエルグッズなのは当たり前、さらに、それが実際「売り物」だったりするのも微笑ましい。
    売り物
    ■「ボクは立体だけど売り物だよ」「ボクは平面ガエルだけど売り物だよ」
    いらっしゃい
    ■「あは、あは、あははは」「くっ、くっ、喰われるケロ!」
さて、何はともあれ、晴天の下、自由なお祭りに溢れたナワテ通りの1日が始まった。出足は遅かったけど。
ひとまずは、プラプラと東の方へ歩いていく事にするか。
    かえるさん
    ■「2日目も、よろしくケロ〜」


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