Googleから『Pixel 3a』シリーズというスマホが発表されました。
変な機能満載とかではなく、奇抜なスタイルでもなく、極めてスタンダードな感じで、かつ、価格が抑えられているところに好感が持てます。
かつては、こういう上質なスタンダードは、Appleが作ってきた分野ですが、最近のiPhone戦略を見ている限り、Appleは、わざわざ登る必要のない土俵に上がって苦戦しているように見えます。
確かにスマートフォンという分野では同じ土俵ですが、あえて、one of themになる理由がよく分かりません。
ただ、Android派という言葉は、いわゆる『林檎信者』と呼ばれるAppleユーザーほど強固ではなく、一部の人々が「泥厨」などと呼ばれる程度。
むしろ、「iPhone高い」「こっちのほうが安い」「選択肢が多い」などの理由で、OSとは無関係に選んでいる層が多いでしょうから、あえて、安いけど素っ気ない『Google純正』に興味が沸くか疑問も残ります。
後は、Androidが搭載された機種は、上から下までバラバラで、国内キャリアを選択するとOSのアップデートすら適用できるか分からない有様。
買い替えのサイクルを考えれば、OSのアップデートより買い替えが現実的でしょうが、その実、iPhoneより守備範囲が広くなる分、求心力みたいなものが散漫になる感じもあります。
どちらにしても、もはや、スマートフォンは、それ単体で使うものではなく、GoogleアカウントやApple IDに紐付けられた情報を利用するための端末ですから、ハードからソフトに意識は映るでしょう。
一報、本来なら、この流れにマイクロソフトが入って然りにも感じますが、彼らは製品を生み出すことは上手で、また、利用者もそれを使うことに長けていますが、それらを『使わせる』ことが苦手なので、この流れには乗るのは難しいでしょう。
最近は、必死にWindows10やOffice365を通して、マイクロソフトのアカウント利用を呼びかけていますが、まだ苦戦は続くと思います。