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松本かえるまつり2006 〜松本市〜

    かえるグッズ その1
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 かえるまつりの楽しみの1つに、全国から集まるカエル作家さんによる「かえる市場」がある。
今回は、実行委員会もオリジナルグッズをいくつか作成し限定販売を行った。
例えば、このような公式キャラクター、フランソワとタマサブローのデザインラベルが可愛らしいワイン。
    オリジナルワイン
    ■カップクの良いカエルくんがご案内。「あっちでゲロゲロ」
デザインした側の人間が可愛いというのも恥ずかしいが、可愛らしいキャラクターを使っているだけに「お酒です」という表示を強調したという苦労話も添えておこう。
お酒に関する事故が少なくないため、当局なども目を光らせているとかいないとか。
他にも、レターセットや絵はがき、マグカップ、バンダナ、特別限定品はサンドブラスト作家高津さんによる手作りグラスだ。
当局じゃなくても、コレクターの目が光って当然だろう。
これらのグッズを売っているのは鳥居前にある中央受付。
スタンプラリーの終着点であったり総合案内所であったりと、タダでさえ忙しいのにモノまで売って、さらに笑顔。
無愛想なコンビニ店員は、ここに来て修行すると良いだろう。
    イケメン販売員
    ■この時間帯はイケメン販売員。ゴメン、顔が隠れた…
ちなみに、中央受付にぶら下がっていた「のれん」は、キャラクターデザインをしたOhyoi3s(Y)の手作り作品。 単なる飾りの非売品であったが、購入の問い合わせが多くて困ったと、スタッフの皆さんに教えられた。
撮影団、来年は販売団にも手を広げるべきか?!
    のれん
    ■非売品でしたが、いくらくらいなら売れますかね?

さて、かえるグッズといえば、当サイトとは切っても切れない関係(?)のかえる屋ケロリン堂(http://kkd.ne.jp/)さん、自称グータラのみうらセンセイは今年も元気に出店中。
    ケロリン堂
    ■お客さんのお姉さんもカエル色のファッションですね
忙しい中にも、こんなお茶目な余裕もあるようだが、東京・谷中でお留守番をしている関係者の方々へは、決してサボっている訳ではないことを付け加えておこう。
センセイはしっかり働いてました、と。
    ケロリン堂
    ■ケロリン堂マニアへの問題:この中に、今年の新作は何点あるでしょう?
また、開店と同時に人で埋まったのは時計作家・末吉晴男(http://www.tom-s.co.jp/suekichi/)さんのブース。
    モッケ
    ■「えれぇ人だねぇ。」、ちなみに赤矢印が末吉晴男さん
「風来モッケ旅団」を引き連れてカエル作家としての出店は昨年のレポートでもお馴染みだ。
    モッケ旅団
    ■正しくは「カエルブローカー」という身分らしい。
今年は、カエルだけではなく、年端のいかない「オタマジャクシ」まで連れて来たカエルブローカーの末吉兄ィだが、この「思春期カエル」、単に丸っこくて可愛いだけではなく、尻尾が取り外しできるギミックもあり。「おまえはもう、大人なんだから」ごっこも楽しめるシロモノだ。
その筋の人には萌え萌えな仕様になっている。
    思春期!
    ■「おまえが新しい飼い主さんケロか?」「ご奉仕するケロ」
その他、定番の飛行ユニットあり、また、新作のギターもありで、ファンの方々による臨時の撮影会も開かれていたが、なかなか濃厚な世界が繰り広げられていた。
    にわか撮影会
    ■ご自慢の「我が子」の撮影会。飛行ユニットは大人の必須アイテムか?

会場内で目撃率が高いアイテムといえば、この赤目のカエルだろう。
    赤目
    ■「背負ってケロ」「連れてってケロ」
小ぶりのリュックサック程度の大きさがあるため、このカエルを背負って歩いている人を何人も見かけたほどだ。
柔らかな素材なので、それほど重くないのが幸いしているのだろうが、背負わずに袋詰にされている姿は、梱包というより「圧縮」といった感じで、やや痛々しくも面白いものであった。

折りしも始まったW杯、本稿執筆時点での日本チームの戦績には触れないが、ナワテ通りには元気な「サムライブルー」のカエルたちが元気な姿を見せていた。
    サッカーチーム
    ■サムライブルーなカエルたち。ヘディングは目が痛いから苦手
仮装するカエルといえば、こちらのお店。
    コスプレ軍団
    ■ケロトラマン、ケロパンマン、仮面ケロダー、右上はケロの山?巨乳ケロ
ざ〜っと眺めるだけでも、色々なキャラクターの仮装をしていて賑やかだ。
あまり賑やかすぎて、「ああ、お殿様の仮装か」と軽く見過ごしてしまいそうになったキャラクター。
    殿さま
    ■お侍さん?いや「トノサマガエル」です。アッパレじゃ〜
トノサマガエルの駄洒落だと気づくのに、しばし時間を要したほどだ。

何も大きな作品だけではない。
中には小さな作品も数多く存在する。
昨年同様、可愛らしい陶器のカエルは、「ふしぎこうぼう」の平田さん。
    ちょーかー
    ■choker:(1)首の周りにピッタリする短い首飾り、(2)息を止め詰らせるもの
この小さな陶器製のチョーカー、100円玉ほどの大きさの、とても小さくて可愛らしい作品だ。
ちなみに、作者の平田さんは、平均的な成人男性よりも大柄な方、その手が生み出す小さな芸術作品を見ていると、手先が器用という月並みな表現では追いつかない。
技、それも神技と表するに値する。
ガラにもなく、チョーカーなど買い込み、ヒモの扱い方まで親切に教えて頂いたのだが、実際に自分でつけようとすると、ヒモを上手に操れない。
どこかしらギクシャクしながら、何とかヒモを長くして頭を通したのだが、彼が何の苦労もなく両手でヒモを操った事が思い出されて、あらためて神の手を思い知らされたようだ。

カエルグッズ、何も姿や形だけではない。
しばしば会場のどこかから「ゲコゲコ」と鳴く声がする。
カエル祭りだから当然だろうと思うのだが、さすがにこの人込みの中で鳴く本物のカエルは居ないだろう。
音の主は、このグッズだ。
    ばねでゲロゲロ
    ■バネでゲロ。
手でこすられたバネの振動が空き缶に伝わり、装置の単純さからは考えられないほど見事にゲロゲロという声が響く。
来年の取材にはボイスレコーダーを持ってこようと言う気にさせたこのお店「瑠璃房がらすけ」というガラス職人さんだ。
    ガラスでゲロゲロ
    ■透き通ったガラスのカエルに対し、濁った声の「ゲロゲロ」とのミスマッチが面白い
カエルの声といえば、これとは異なり「ケロケロ」と歌う声を耳にした方も少なくない筈だ。
空き缶がゲロゲロならば、こちらは見事にケロケロと歌っている。
その正体はこちら。
    ケロケロ歌う
    ■右側のカエルのぬいぐるみに注目するように。
ケロミン開発日記(http://keromin.jugem.jp/)で、開発の様子を伝えておられる「ケロの宮」さんが、試作の「ケロミン」という楽器を引っさげて、かえるまつり会場の至るところに出没されていた。
このケロミン、開いた口の大きさによって「ケロケロ」の音程が変わるように出来ている楽器で、一種のテルミンのようなものだろうか。
    ケロミン
    ■ケロミン(R) これはアマガエル版らしい
年内発売を目指しているとの事だが、上手に操るときちんとカエルが歌っているように聴こえるこのケロミン。
カエル好きにとっては要チェック、注目すべきアイテムだ。

色々なカエルグッズが揃う、カエルまつり。
ここで紹介したものがすべてではなく、他にもまだまだショップがあり、多くの人で賑わっていた。
    小さなカエル
    ■チビガエル。硬貨の上にも乗るケロケロ
ほんの小さな陶器の置物1つとっても色々なカエルがあって楽しいが、その種類たるや、想像するのが難しいほどだ。
    カエルばっか
    ■カエルの百貨店というより、カエルの総合商社。色々揃ってます。
北杜夫先生流に言うところの「ゴマン」とあるカエルグッズ、お目当てのグッズを目指して、朝から詰め掛ける熱心なファンのために、特に初日は混雑するという。
    人とカエル
    ■詰め掛けた多くの人たち「カエルを買える、買って帰る」、駄洒落だ…
なるほど、翌日を待たずして完売するお店もあるようだ。
というか、噂では2時間ほどで完売とか。
    午前中でほぼ完売
    ■早々に完売。後はゆっくり見物を
このように、初日の午前中でなければ買えない物もあるので、お買い物はお早めに、という事を覚えておこう。
会場にいるから、いつでも買えるだろうとタカをくくっていた撮影団などは、特に覚えておくべきだ(涙)


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