大きな花火の効用
2020年05月29日(金)
●ブルーインパルス、医療従事者への感謝と敬意を込めて都心上空を飛行した。残念ながら自衛隊が準備した公式カメラのライブ中継が残念な事になっていたが、民法などが頑張って中継をしており、無事に見ることが出来た。自分が見ていたのは産経とFNNだが、FNNの中継してます感がすごいなと思う一方、産経は一緒に見ているライブ感がすごかった。何にしろ、こんな時に飛行機飛ばして税金のムダ、もっと他のことにカネを使えばいいのに、という意見は当然だが、数カ月間、自粛自粛でロクに外出もできない状況が続いていた後だと思えば、そのイベントが派手であればあるほど、「ここまで戻ったか」感が湧いてくる。打ち上げだの後夜祭だの、祭りの締めくくりの効用を知った感があるブルーインパルスの飛行。ひとまず、まだ終わってない事を自覚して、医療従事者の方の仕事を増やさないようにするのが最善か。●朝の通勤路、集団登校の小学生、全員が傘をさして歩いていた。日傘もあれば雨傘もある。何事かと思ったが、どうやら距離を保つためのものらしい。いわゆるソーシャルディスタンスってヤツだな。なるほど、と感心する。少しずつ営業が再開される商業施設、新型コロナの脅威がなくなった訳ではないため対策も必要だ。中には、結構、無理っぽいものもあるが、工夫しているのは分からなくもない。既に定着しているレジのシールド。ビニールっぽいのが垂れ下がっているところがあれば、アクリル板が設置されているところもあり、その職場や組織なりが垣間見える部分もあって面白い。また、遊園地のガイドラインは、ちょっと面白いので紹介に値する。遊園地の花形、ジェットコースター。いわゆる『絶叫マシン』と言われるものもあるが、ああいった乗り物に対して「絶叫しないで」がガイドラインらしい。レールの上を走るトロッコと黄色い悲鳴がセットになっているイメージがあるが、当面、絶叫はご法度。また、『お化け屋敷』は「お化けとの対人距離を保って」というもの。お化けは人ではないので距離を保つ必要がないのか(笑)、もしくは、「怖がった女の子に抱きつかれたらラッキー」とか思っている輩にとっては、とても遠い距離になるのか。戦隊モノがリアルに活躍する『ヒーローショー』も「声援によってウイルスが空気中にまき散らされないよう、場を盛り上げないことも悪者と戦うヒーローたちに求められている」だそうで、対策としては分かるが、状況を想像するとかなりシュールな光景になる。当面、現場の苦労は続きそうだ。★☆★