2021年06月23日 記事
報道という商売

2021年06月23日(水)

●新型コロナのワクチン、職域接種とやらが始まっている。それなりに実施可能な大きな会社を対象にした話のようなので、今のところ、弊社は対象外(笑)。近隣のトヨタさんが「ご近所の小さい会社の皆さん、ワクチンも打たずに周りをウロウロされると迷惑なので、一緒に接種しませんか?」などと言い出したりしないかと思ったりもする。ただ、マイカー通勤の多い地域、お隣の工場であっても、そこの従業員と接する機会は皆無なので、そういうリスクはないか。しかし、都心部、見て見ぬフリでもしているような電車通勤の混雑も、それほど感染が広がっているとも思えないので、新型コロナウイルスに関する報道のうち『数』に関係するニュースは、かなり疑わしいと感じている。●ワクチン接種が始まって、日々伝えられる『何らかのトラブル』、こと、副反応と死亡者については声が大きいが、今の報道姿勢だと、ワクチン接種会場からの帰り道、クルマに轢かれて死んだ、というケースですら『ワクチン接種での死亡者』として扱われそうな勢いがある。そもそも、注射という行為自体にもリスクはあるが、そういう一般的なリスクも『ワクチン接種』で上書きされる。要は、接種したことが直接的な原因で亡くなったかどうか分からないものも含めて報じられている上に、順調に進んでいる何万件もの接種より、何らかのトラブル数件のほうがニュースとして『価値』があるので、より報じられた印象は強くなろう。これは以前も同じで、新型コロナでの死亡にしても、その実、亡くなるのは、高齢者ばかり。言い方は悪いが、風邪がこじれても死ぬような老人じゃないか。その主因は『コロナ』ではなく『病気になったこと』だろう。死亡者数の情報は人々の不安を煽るには有効だが、正しい認識を得るには意味のない情報だろう。●一方で、直接的な原因に近い、副反応の情報は、注視するに値する。もちろん「注射が痛くて、怖かったので」という無関係なものもあろうが、ワクチンに対する何らかの副反応が原因と考えられる事例も混じっていよう。この辺りは、報道ではなく、しかるべき機関が公表しているデータを読み解く必要はあるが、それが面倒でも、その数が問題視するレベルにないから、接種が続いていると考えれば良いだろう。目的よりも立場で仕事をするような連中なので信用ならないかも知れないが、そいつらを全否定出来るほど、大衆は賢い人間の集まりじゃない。まぁ、情報の取捨選択は、それが事実かどうかではなく、受け入れるのが簡単か否かという大衆に、報道に惑わされず、なんてのを求めるのは酷だろうが。★☆★
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