ちょっと通りますよ
2021年01月14日(木)
●ソフトバンクから『従業員のセキュリティ意識向上をはかる方法とは』という広告メールが届いた。元社員に情報を持ち出された自虐ネタだとしたら、ピンポイントで面白い。いや、面白がってはいかんのだが、このセキュリティというヤツ、1万円で対策していたのを100万円に増額したら完璧になるわけでもないシロモノなので面倒臭い。情報を盗むという行為を完全に防ぐには利用不能なものにすれば良いが、結局、必要な人には見せて、必要のない人に触らせない、ということだけでも、必要な人が盗めば同じなので対応は完全にならない。ネットにつながらない、印刷できない、といっても画面を書き写せば盗めるようなケースだってあるわけで、盗る気になれば守るよりは簡単に盗めると言える。もし自分が産業スパイをするなら、清掃会社のおばちゃんにとして紛れ込ませ、適当に社内を映させまくるか。仕組みも重要だが利用者はもっと重要なカギとなる。車の性能が上がって安全サポートが向上しても、それを扱う運転手がクズだとどうしようもないのと同じだ。●ビール、売るってさ。『LAGER』とすべき表記を『LAGAR』としちゃったサッポロの限定ビール。販売を中止するなどと発表したが、結局は売ることにしたという話。「商品のパッケージもお客さまに提供する品質の一つ」という気持ちは分かるが、すでに作ってしまったであろう商品を、わざわざ開封して捨てるか入れ替えるかなんてムダな仕事。誤記1つで味が変わるなら別だが、そんな話でもなかろうに。一方で、ひらがなとカタカナの区別がつかない外国人が無理やり作った粗悪品のパッケージは腹が立つと同時に笑えるものも少なくない。「う」と「ラ」の見分けが付かなかったであろう結果の「うクうク作業」など、一種のクイズのよう。ゲームでも「インド人を右に」という有名なネタがあるが「ハンドルを右に」を大陸移動説のように動かすと、納得できるから面白い。●駅伝のコースを横切ったヤツ、書類送検らしい。運転していたのは60代の男性、容疑を認めた上で、「ランナーの間に距離があり、大丈夫だと思った」とか言っているらしい。ランナーが避けた時点で、距離があり、とか通用しないが、所詮、この手のジジイの認識なんぞ、この程度。横断歩道で止まると、後ろからクラクションを鳴らしそうな手合いと言えよう。NHKのニュースでは『駅伝大会で交通規制に従わなかったとして、ドライバーが書類送検されるのは異例』としているが、よっぽどそんなバカが出てくるのが珍しいのか、こいつが悪質なのか、その辺りは分からない。★☆★