『若者』に対する想像力が欠如した人々
2021年08月27日(金)
●東京で、若者向けのワクチン接種を用意したところ、予想以上に人が集まり、受付時間前に受付が終わるというニュース。11時50分からの受付に対して、徹夜組まである始末で、7時30分頃には終わったとか。予定数は1日200人程度、実際に7時30分頃には300人が並んでいたそうで、他地域、他の年齢層の予約状況をみてりゃ分かるような話。これまで『若い人はもっと接種して』と都知事が騒いでいたが、その実、こいつらの頭の中は『若者=興味なし』という認識だったのだろう。NHKの取材で『都の担当者は「接種をためらう若者が多いということだったので、ここまで並ぶとは想定できなかった」と話しています。』が、認識が甘いとか言いようがない。そもそも、高齢者から順番に接種が始まっていて、若い人たちはいつになるか分からないという状況。打て打てと騒いだところで、肝心の機会が用意できてなかっただけの話。こういう混乱を避けるために、オンライン予約を推奨してきたのに、それすら考慮していない。無防備に出歩いて路上で酒を飲んでいるようなバカと同類だから、テメーらはテメーらで打ち上げやって叩かれるんだろう。●もはや、死語になった『プレミアムフライデー』、逆に、バカバカしすぎてSNS上で見かけたりするが、実質的な点では終わっていると言って良い。いや、始まってすらなかったか(笑)。ただ、この『週末』を意味するような言葉、古くは『サタデーナイトフィーバー』にたどり着くだろうか。明日は休みだ、土曜の夜にデスコでヒーバーしようぜ、的なものだと思うが、ディスコなんてものに興味がないので情報としてだけは知っている程度。ただ、土曜日の夜にダウンタウンに繰り出そう、なんて歌詞もあった訳で、やはり、土曜日の夜が特別だったと言える。これが、週休二日が当たり前になり、花の金曜日、略して『花金』が定着し、それほど重労働が必要な職業も減ってきた頃から「あと1日だから」と木曜日の夜から遊び始めた花の木曜日『花木』にシフトした。バカバカしくも、順当に労働時間を縮めてきたところで現れたプレミアムフライデーとやら、一旦、金曜日に意識を戻したわけで、時代に逆行する暴挙と言えよう(笑)。最近は週休3日なんて声も聞かれるが、良いか悪いかではなく、どうするかだけの話だと思っている。そもそも、多くの人が『仕事』だと思っている内容の大半が、タダの『作業』だったりして、とにかく『手を動かしていれば仕事』みたいなのが多いのが実態ではなかろうか。客観的に見れば「それをやるのはムダじゃないの?」と思えることも、それを改善改革するなんてことに労力を使うより、無駄に手を動かしていた方がそれで済むから楽だし、面倒じゃないという人が多い訳で、働き方改革なんてのも遠くの世界の話だよね。★☆★