2021年07月 一覧
馬の耳に念仏、バカに法律

2021年07月12日(月)

●千葉県八街市で下校中の小学生五人が『大型トラックにはねられ死傷した事故』を受けて、周辺の市道の速度制限を30キロにするとか。写真で見る限り、事故現場周辺を『普通』の速度で走る方が頭おかしいし、そもそも、酒飲んで運転するようなバカ対策として、速度規制を厳しくする意味がどこまであるのか。百歩譲れば、『今まで通り』走っていれば取り締まれるが、常から警察が隠れて見張ってるわけでもなかろうに。ルールは絶対と言いつつ、本音と建前が当たり前のように交錯する道路事情。交通事故の多くは、慣れた道で起きていると言われているが、厳しくすればするほど『実用性』を重視する常用車が、新たな事故を起こすだろう。●いくら何でも、冗談か何かの罰ゲームだろう。『修学旅行の気分でオンライン京都巡り』と称した記事、青森県の水産高校で、中止した修学旅行の代替行事として『オンライン修学旅行』を行ったらしい。体育館に集まり、皆でバスガイドさんらしき人のオンライン中継を見ているようだが、これ、おっさんになった頃にはバカバカしい思い出として成り立つかも知れないが、リアルでこれをやってどうするのかねぇ。「何かしてあげよう」という大人たちの気持ちは分からなくもないが、オンライン飲み会と同レベルの駄案だわな、こりゃ。その元凶となる中国・武漢発の新型コロナウイルス。東京では、感染者数が減らないらしいが、「え?五輪開催するんでしょ?だったら、出歩いても問題ないじゃん」って思うヤツが溢れるなんて、普通に想像出来るわ。無観客であろうが、中継して、大騒ぎするから快く思わない人もあるわけで、いっそ、無中継で勝手に運動会して、さっさと終わらせた方が良いんじゃないかと。●無観客になったことで、都内近郊の宿泊施設、キャンセルが相次いでいるとか。大会とコロナに振り回された結果と言えばそれまでだが、何だろうな、こんな状況になる前は、驚くような金額に吊り上げていたことを思えば、哀れみよりもザマを見ろという言葉が頭に浮かぶ。ホテルを作り、民泊を整え、それなりに準備をしたところで、見事に皮算用だったという話。インバウンド需要を見込めなくなった、という観光地も、貧乏くさい日本人よりカネを落とす外国人を優先してたところもあるわけで、やっぱり、あれもザマを見ろが先に出る。★☆★
天にツバ

2021年07月09日(金)

●東京五輪、とりあえず、4都県の競技会場を無観客で行うことになった。その他の地域の会場については、定められたルールに基づいて収容するようだ。当たり前といえば当たり前だが、正直、それでも開催するの?って感じ。五輪反対派ではないが、多くの人が様々な制限を受けて苦労している中で、「頑張っている私達を見て!」とか能天気に笑っている脳筋を見て、どこまで「ワタシたちも頑張る!」って思うのか疑問に思わないのかね。もし、五輪を『成功』させたいと思うなら、テレビ画面の方が圧倒的に臨場感がある、と評価されるスタイルにすることか。テレビカメラの位置や画質など、様々な面で圧巻の映像を送り届ける。「さすが日本!」と思わせるには、もうこれしかなかろう。そして、『次』の五輪となる中国は、間違いなく「脱コロナ!バンザイ中国!」を見せつけるため、無駄に大量の観客を導入するだろうから、それを見て「いや、日本のテレビ五輪の方が良かった」と言われるくらい狙うべきだ。まぁ、今更、これを言っている時点で遅いが、高いカネを払って会場で見るよりテレビの方がマシだったら、カネ儲けにならないから嫌がるだろうけどね。●ただ、誰が悪いか、という点を追求したところで仕方がないにせよ、結局、何らかの制限を求めても従わなかった東京都民になるんじゃないかねぇ。確かに、それ自体に効果があるかどうか疑問視する気持ちは分かるが、路上飲みとかバカな言葉が流行るくらい自粛を無視したところに、都知事がアレで、色々とツケが回った結果だろう。『東京』五輪なので、都政でどうにかしてくれれば良いと思うとは、やや言い過ぎか。でも、行動自粛に対して、それなりの強権が発動できない政府や行政に問題があるでしょ、と言ったところで、それじゃあ、日本を中国のような国にするのか、という話。クマのプーさんに怯えて、必死に規制するようなバカな指導者に倣うなんてアホらしいが、何らかの自由が保障されている中で生じた結果は、これこそ『自己責任』だ。ただねぇ。路上喫煙禁止の条例は、制定が早かった記憶があるので、酒に対して甘いという他はないが、それ自体で回っている経済は、規模が違うんだろう。安易に規制できない実情は分かるが、タバコが原因で殺されるより、酒が原因で殺される方が多いと思えば、もっと規制して然るべきだと思うけどね。★☆★
巣ごもり七夕

2021年07月07日(水)

●運転免許の停止中、要は免停中に衝突事故を起こした木下富美子都議。事故は事実だったのだろう、都民ファーストの会を除名されている。免停になんてなったことがないが、その期間を忘れるか?そもそも、どうして免停になっているか分からないが、そんなヤツだから免停になったんだろうと思いつつも、免許の更新までの期間が長くなり、一瞬、大丈夫だったっけオレ?みたいな事があるので、安易に「忘れるわけない」とか言えない面もある(笑)。何にしても、ルールも守れないようなヤツが都議とか厚顔無恥としか言いようがないが、当選させた都民がバカだから仕方がないのか。挙げ句に、新たな会派「SDGs東京」を1人で立ち上げたらしいが、持続可能な議員生活を目指すワースト都民の会とでも解釈すりゃ良いのかねぇ。結局、議員なんてのは、法律無視を物ともせず、人の言うことなんかに聞く耳を貸さないような強固な意思を持ったヤツじゃなきゃ、なれないんだろう。●『"おかわり無料"めぐる勘違いで店員とトラブルか…仲裁した男性客の顔殴打 62歳男逮捕も「殴ってない」』、既視感があるが、説明っぽい記事見出しは最近の流行りなのか?ライトノベルと呼ばれる小説のカテゴリもそんな感じで、ちょっと検索しただけで『縮地を極めて早三年 パーティー追放の悔しさで、山籠もりしたら最速最強になりました』などが引っかかる。まぁ、それだけである程度の全容が分かるので、下手な筋書きを添えるより興味をそそるのかも知れないが、ニュース記事として見た場合、どこかしら残念感が加わるのは気のせいだろうか。何にしても、『おかわり無料』を巡って会計時に店員ともめた無職(62)、仲裁に入った男性客ともみ合いになり、顔を殴ったとか。『おかわり無料』を勘違いするような書き方が店内にあったのかどうか分からず、その点は気になるが、だからといって、客を殴るような怒り方をするような金額でもあるまいに。いや、カネの多少の問題ではない、という意見もあろうが、それがメシの『おかわり』という時点で、ホコリもプライドも消し飛びそうな話、安っぽい話だなぁ。北海道で起きた、こんな安いっぽいジジイの事件。あえて記事にしたのではなく、ローカルニュースの埋草程度だったかも知れないが、ニュース記事として、日本全国読めるようになっているのは面白くも恐ろしい時代。変な話題で全国デビューしないよう、気を付けたいところだ。★☆★
顔の見えない加害者たち

2021年07月06日(火)

●熱海で起きた大規模土石流。盛り土だの、メガソーラーだのの情報が流れている。共同通信の取材記事には、2007年に盛り土をした不動産管理会社の『元幹部』が「熱海市に届け出て盛り土をした。豪雨はこれまでもあったが、崩れなかった」とコメントした旨が載っていた。中途半端なコメントだが、この部分だけを切り取り、多くの人が「これまで崩れなかったかどうか、関係ないわ」的な方向に誘導するには十分な記事と言えようか。確かに、その認識は甘いと言えるが、それで許可が降りているのだから、不動産管理会社だけを責めるには無理がある。一方でメガソーラーについては、あちらこちらの山林を切り崩して並べられた太陽光パネルの現状を、多くの人が知っているので、細かい説明は必要ないが、災害に弱そうだ、という見た目の不安と、元々、民主党政権化で推奨されたという情報がバイアスとなり、より懐疑的な存在と思う人も多かろう。しかし、こちらも依頼に基づき、法に基づいて、自分らの仕事をしただけのこと。こうなると、法律に問題があるんじゃないか、という話になるが、その法律も完全に悪いわけじゃなく、その一部の例外的事象で事故になっただけのこと。これで法律に全責任を被せるには無理があろう。●こうして考えると、事故の原因を作った、あえて加害者と呼称するが、加害者らには加害的行動の自覚はない。自覚はないが、少しずつ、それらが重なって、結果的に、大雨で崩れる危険性の高い盛り土の土地が出来上がっただけ、ここに、偶然、大雨が降って崩れただけ。責任の所在ははっきりしないし、そもそも、加害者らに責任者としての自覚がないのも仕方のないこと。加害者が原因を分散することで起きる事故や事件は、それを実証するのが難しいが、逆に言えば、こういう『図式』を作ってしまえば、加害者の立場、いや、儲かる側の立場に居座ることで、少ないリスクで利益を得る立場を築くことが出来る。巨悪系のサスペンスなどには、自分の手を汚さずに人殺しをする卑怯なヤツが登場することがあるが、手を汚す側も、その自覚がなく大きな事故に発展するところが、この手の図式の怖いところ。さらに怖いのは、それが当たり前になっていることだろうか。●小学校のセンセイが、しきりに使っていた『連帯責任』という叱り方。その実、責任の所在が曖昧だから、みんなで反省して手打ちにしておきましょう、的な、ある意味、乱暴な解決方法だが、誰かに責任があろうが、みなで反省しようが、そこに発生した被害者は置き去りのままというのが胸糞悪い。そして、連帯責任構造は、社会にも普通に定着している。★☆★
一般人の警備なんてありませんよ

2021年07月05日(月)

●週末、熱海での土砂災害。こちらでの雨の降り方から想像していたより大きな被害で驚いた。誰でも映像を配信できる時代だけあって、生々しい状況が伝えられているが、土砂に気付いた頃にはもう手遅れという怖さがある。メガソーラーの開発地域が原因などの情報があるが、その辺りは定かでないにせよ、1人でも多くの人が助かることを祈りたい。●東京五輪の聖火リレー、水戸市で行われたイベントでは、ランナーに水鉄砲で液体をかけたとして無職女(53)が逮捕された。「オリンピック反対」などと言いながらかけて、逃げようとする様子が映像でしっかり残っているあたりは、やはり今どきだなぁ。いや、そもそも、現場のランナーに水をかけたところでどうなるわけでもあるまいに。こういうバカの行動は、道路工事の現場のオッサンに「無駄な公共工事反対」と文句を言うようなもの。何らかの手順を踏んで決まったことをやっているオッサンにしてみたら、知らんがなそんなもん、という感じだろうが、この事件も似たような発想だろうか。ただ、この水鉄砲女がバカだと言い捨てるのは簡単だが、大会の警備という面では大失態だろう。たまたま水鉄砲を持っていたアホが近寄っただけだが、あんな至近距離まで近づけるなんて、これがガソリンだったらどうなっていたのか、また、他の薬品であればどうか。液状のものに限らない。小型の刃物であってもランナーを傷つけていた可能性はある。さすがに銃を持ち出すような話は日本じゃなかろうと思うが、要はテロ行為であり、アメリカなら射殺されても不思議じゃない。この聖火リレー、スポンサー企業が派手なキャンペーンをやっているらしいが、自社製品のキャンペーンに払うカネはあっても警備に掛ける費用は出せない程度の貧乏くさいイベントらしい。●『アジフライ等3点をレジで「先に精算させろ」断られ支払いせず店出た男 呼び止めた店員に暴行し現行犯逮捕』、ニュース記事のタイトルがこれだよ。自称無職(60)、60歳で晩節とは、やや早すぎだが、こんな容疑で逮捕される晩節を汚す人生って何だろうねぇ。挙げ句に言い訳が「総菜を盗んだことに間違いありませんが、声をかけてきた店員を殴ってはいません。突き飛ばしただけです」だよ。所持金が数千円だったとのことで別にカネがないわけじゃないようだが、その920円相当の惣菜のために警察官らが取り調べをすると思えば、よっぽど税金の無駄遣いだよ。★☆★
2021 年 07 月
        1
2
3
4 5
6
7
8 9
10
11 12
13
14
15
16
17
18 19 20
21 22 23 24
25 26
27
28
29
30
31
前月 今月 翌月

- WebCalen -