ハゲ→毛髪が不自由な人
2020年10月08日(木)
●小学生の男児2人が無職(55)に殴られた。「はげ、はげ、はげは嫌い」と歌っていたのが自分の事と思ったとか。どういうメロディーで歌ったか興味深いが、まぁ、ハゲの前でハゲって言っちゃあかんやろ。いや、記事には無職(55)の頭髪残存状況まで触れていないので、「アタマの毛もオトナげもないヤツだなぁ」というギャグが使えるかどうか分からず、報道は正確にお願いしたいところだ。興味があるのは、歌った内容よりも、それを歌った理由。落語の『熊の皮』じゃないが、その男児らが、何をキッカケにそれを歌ったのかを考えれば、ハゲかそれに近いものを見たんだろう。どちらにしても、帰宅後、子供から相談された親が警察に通報したそうだが、単に「殴られた被害者です」ではなく、子供に対し、言って良いことと悪いことくらいは教えただろうか。また、「殴ってない、ラリアットをした」とのことだが、プロレスは、中継もほとんどなく、一部のファンによって支えられている状況。ラリアットという技そのものの認知度も低く、ましてや「ウエスタン?リキ?アックスボンバーじゃなくて?」などとツッコむ人も少なかろう。そういう意味では、無職(55)の年齢に納得するが、これを書いた記者がそれに配慮したのか「殴ったのではなく、ラリアットをした(腕で当てた)」とカッコ付けで注釈を入れているのが面白い。●こっちはあまり面白いニュースじゃない。『飯塚アタック』『上級国民』などの隠語を生み出した『池袋暴走死傷事故』の裁判が開始された。起きたのは昨年4月というから、随分と日が経つのは早い気がするが、その初公判で「アクセルペダルを踏み続けたことはないと記憶している。車に何らかの異常が発生し、暴走した」と、起訴内容を否認した。裁判中で何が『正しい』か分かっていない時点だが、いくらなんでも、認識が酷い。プリウスは暴走する欠陥車かね。トヨタは堂々と「ふざけんな」と言うべきだろう。この手の高齢者の踏み間違い事故。その実、どの運転手も踏み間違いはしていない。意外だと思うが、結果的に踏み間違いではあるが、本人はブレーキを踏んだつもりでいるので、この飯塚被告の「アクセルペダルを踏み続けたことはないと記憶している」も、ある意味、間違いではない。『何故か急に走り出した』のでブレーキを懸命に踏み続けたが、全然クルマが止まらないので、余計に踏み続けた、という記憶があっても、そいつが踏んでいるのはアクセルペダルというオチ。そんなことも分からなくなった高齢者だからこそ起こす事故であり、高齢者でなくとも運転を過信しているヤツも起こす可能性が高い。★☆★