2020年10月21日 記事
紙一重

2020年10月21日(水)

●流行りのテレビも見ず、最近のマンガも知らず、新しいものに文句ばかり言ってるようなオッサンを『座敷牢おじさん』などとよぶらしい。この手の話、若い人の発想だろうが、年齢を逆にすれば、その手の若いヤツは「最近の若いやつは、こんなことも知らないのか」と言われると、「自分基準の知識を常識だと言って振りかざす老害ジジイ」とか文句を言ってそうな連中であって、まぁ、目くそ鼻くそどっちも汚い状態と言えよう。元より接触する確率の低かった二者も、ネットという場で鉢合わせするので、ムダな煽り合戦となり、不毛な炎上騒動を引き起こす。まぁ、本物のオッサンになると、他人が何を言おうか知ったこっちゃなくて、自分勝手に振る舞える訳で、よっぽど「こうでなくて仲間はずれになる」と周囲の目に怯えている若い世代より気楽だと思うが如何か。●世の中、色々な人種があるが、この手の人種は理解に苦しむ。『茨城県鹿嶋市役所の課長2人が、懇親会の席で職員に全治10日間のやけどを負わせたとして傷害の罪で罰金の略式命令を受けていた』、昨年1月のことらしいが、その内容が『熱したスプーンを嫌がる40代男性職員の額に押し付けるなどした』というもの。それが、どういう娯楽になるのかさっぱり分からないが、この手の体育会系のノリは理解を通り越して、もはや別の生き物じゃないかと思えてくる。しばしばニュースになる、この手の事件。本人らは『いじり』などと言っているが、何らかの弱点を見つけて徹底的にいじり倒すのは、スポーツの基本に違いない。口では、正々堂々などと言っているが、その実、弱点を狙った方が効率が良い。アメフトだったかラグビーだったか、相手を潰すことが試合だったチームもあるので、彼らはエリートだったと言えようが、そう考えれば、熱したスプーンを額に押し付ける程度は『親睦』の範疇と言える。そんな筋肉エリート様から見れば、自分のような存在は取るに取らない役立たずと言えようが、その役立たずからは、この親睦スタイルを理解する以前に、最初っから『熱したスプーンを額に押し付ける』という発想が出てこない。ある意味、彼らは天才なのではないか?★☆★
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