学歴は手段か目的か
2021年02月17日(水)
●勇気というか何というか、自分で選んだのなら有りだとしても、親からすれば、どうかなぁ、という感じ。将棋の藤井聡太二冠「将棋に専念したい」と高校を自主退学していたようだ。もはや職に就いている訳で、今更学歴など不要だろうが、中卒棋士というと何らかの言葉狩りに引っかかるだろうか。棋士という職業、基本的にはスポーツ選手と同じ『見世物業』だと思っているが、何らかの階級制度があり、それに応じた報酬が入るので、それはその世界で回っている1つの経済活動と言える。ただ、将棋という見世物が、この先ずっと、同じように維持されるかどうかなんて分からない訳で、少なくとも、自分がやりたいからと言って、世間がそっぽを向けば終わりなのは間違いがない。大会のときだけ、チヤホヤされる女子サッカーとか、あんな感じだろうか。お金で買うようなバカな大学卒の学歴に意味はないと思っているが、学を修めることは、すなわち、将来の選択肢を広げることと思っている。何らかの専門家、職人の類の努力は立派だが、そこらの会社員の方が、よっぽど応用が効く可能性は高い。まぁ、凡才の会社員と一流の棋士を比べる話として適切とは言えないが、あと数ヶ月在学すれば済む話で、わざわざ退学しなきゃならないくらい余裕のない『業界』なのかねぇ。個人的には、将棋やってるだけでお金貰えるとか、意味が分からない。●自動車部品メーカーの曙ブレーキ工業が、20年ほど前から検査データの改ざんを行っており、その件数約11万件にのぼると報じられている。報じられている数字は『11万4,271件』、その一方で、納入先の自動車メーカーと取り交わした基準に合っていない事例が『4,931件』と報じられている。随分長い間、不正を続けてきたもんだ、ヒデェ話だな、と思うが、基準に合わなかったものの件数を見ると、意外と少ない気がするのも正直なところ。どういう経緯で発覚したか、記事にはないが、これらの部品を使って作った車の性能を検査したところ、特に問題がなく、同社は「自動車メーカーからもリコールにはならないという連絡を受けた」と説明しているそうだ。多くの部品で成り立っている自動車の中では、それ自体の性能だけが致命的にならないものもあるだろうが、こうやって考えると、正しい手順を無視したのは良いとは言えないが、そういう手順が煩雑であれば、きちんと見直すことも考えるべきじゃないかと思わなくもない。もちろん、仕入先との契約モノなので、そう簡単に変えられない事情はあろうが、改ざんして収めても問題ないようなものの検査をきっちりやらせるムダが、コストに上乗せされている意識を、双方で持つべきじゃないかね。★☆★
もったいないオバケは死にました
2021年02月16日(火)
●少数意見を蔑ろにするのは宜しくないが、諸事情を思えば仕方のない話。結果、全員一致でなくとも、それを是とする多数決が取り入れられた訳で、これを100%が満足するまで続けていたら、いつまで経っても決まらない。商品やサービスも同じ、大量に安定した供給をしようと思うと、ある程度の妥協は必要であり、一部の人の趣味嗜好需要に合わせていては商売にならない。ただ、これまでは、それで良かった訳だが、最近、少数派と呼ばれる人々の声が『通る』ようになってきて、『少数派に配慮』というキレイ事がまかり通るようになった。結果として、それらの人々の満足は得られるが、その実、特に不満のなかった大多数の人に我慢を強いているだけのこと。少数派の意見を聞くのは必要だが、だからといって、それを取り入れるどうかは別の話。あたかも『権利』であるかのように主張する少数派、何かを拗らせた連中か、単なる売名も混じっているが、むしろ、大多数の連中が不満なく利用している商品やサービスが『あたりまえ』だと思って、ロクに感謝どころか意識もしなくなったのも一因じゃないか?多くの人が利用する商品やサービス、こんなもの、あって当たり前、だと思っている大多数を眺めれば、その『当たり前』を利用できない少数派が差別だ不公平だと騒ぐ気持ちは分からなくもない。●愛知県知事のリコール運動。こういうのに真っ先に署名すると思われそうな愛知県民だが、他の候補者も立てずに、ただ引きずり落とすのはどうかと思い、また、天皇陛下の写真を焼いて「これが芸術です」「表現の自由です」みたいなバカな連中の行為を、世間がどう思うか眺めたい一面もあり、静観していた。結果、あいちトリエンナーレの『芸術の中身』にはろくに触れなかったマスコミ、愛知県民の大半がリコールの中身を知らないまま終わり、今になって手のひらを返したように騒ぎ立てているわけで、まぁ、運動の当事者以上に、この連中の無責任さが際立った一見と言えよう。ただ、大村知事にしてみれば、『不正を働いてまで自分を引きずり落とそうとした運動』という解釈になるが、その実、リコール運動が起きてから、不正署名の輩が入ってきたので、その順番は逆になる。民主的な制度を重視するなら、立場的には『リコール運動様ご一同』を叩くのではなく、そこに紛れ込んだ、民主政治の敵をあぶり出す方向で協力すべきじゃないかねぇ。とりあえず、少なからず存在する『本当に署名した人』に対する「マイノリティーの声を無視するな」には誰も触れないらしいが。★☆★
【令和最新版】立ち退き方法
2021年02月15日(月)
●区画整理で取り壊す予定だったアパート。住民1人が立ち退かないので、どうにかしようと思ったアパートの管理会社社員。空き部屋に侵入し、カセットボンベに放火して爆発させ、部屋の床や壁を燃やした現住建造物等放火の疑いで逮捕された。何ともエキセントリックな、バブル期の地上げ屋を彷彿させる立ち退き方法だが、現住建造物等放火、結構な重罪だわな。「火事になれば立ち退きに応じると思った」というおバカの見本市みたいな供述をしたヤツ『愛知県高浜市論地町の加藤誠容疑者(46)』と詳しく報じられる一方で、どんな管理会社なのか微塵も出てこない。この会社員独断での犯行か?どう考えても、上から「どうにかしろ」と言われた結果じゃないか。まぁ、この手の業務指示、命令の類は書面で残すような真似はしないだろうから、シラを切って終わりだろう。労基、つまらねーところに突っ込んでこないで、こういうところで仕事しろよ。まぁ、放火以前に、こんな方法で立ち退きを迫るようなバカを雇っているヤバい会社が管理していると思えば、早々に立ち退いたほうがマシだと思ったに違いない。結果的に、立ち退きが進んだんじゃないかね。●13日の夜、何となくガタガタと家が揺れている感じがする。風で揺れている可能性も含めて、長い時間、揺れていたが、とりあえず、Twitterを見たら福島県沖で大きな地震とのこと。幸い、死者や行方不明者などの大きな被害はなく、津波もなかったようだが、3.11の時の、ずーっと地面が揺すられている感のミニチュア版といった揺れは、豊田市での震度が1~2という小さなものでも気持ち悪い。気象庁によれば、10年前の東日本大震災の余震とのことらしい。人間スケールでは『10年も前のことなのに』と思いがちだが、何千年、何万年単位で動いている地球から見れば、誤差の範囲だろう。10年前の余震ではなく、新しい地震の前震じゃないかと思うと怖いが、どちらにせよ、いつ起きるか分からないので怖い。地震雷火事親父とはよく言ったものだと感心するが、最近では管理会社が火を付けたり、親父じゃなくてプリウスが突っ込んできたりするので、更に怖いな。●マンガを通して女性の健康問題へ自覚を持ってもらおうと東京都が企画した『女子けんこう部』、頭のオカシイおばさんたちが「健康を平仮名で書くなんて、女を馬鹿にしてるのか?」と噛み付いているらしい。自分で「ああ、確かに馬鹿そうですね」と言われるような行動をとるなんて、狙ってやってんのかね。★☆★
女々しい日記です。
2021年02月12日(金)
●休日の昼時、マクドナルドに行列ができていた。何も珍しい風景じゃなく、普通に昼飯時の姿。ただ、マクドナルドはモバイルオーダーという、自分のスマホで注文と支払いを済ませば、あとは受け取り口に商品を取りに行くだけ、窓口に並ぶ必要のないサービスを用意しているが、それを使うことなく並んでいる。並ぶだけなら良いが、並びながらスマホで時間を潰しているのは、何だかマヌケな抗議活動の一環じゃないかとさえ思えてくる。テクノロジーは進化するが、それぞれの人の頭の中のテクノロジーは、ある程度の時点で停止する。業務なんぞで、新しい仕組みを見せても「すごいね」と感心してくれるものの、そこから自分の仕事に当てはめるに至らない人は少なくない。●東京五輪、森会長辞任。今更ながら、この人のことは好きじゃないし、適任とも思えないが、この辞任騒ぎはオカシイんじゃないか?世界中のすべての人が「女性蔑視の発言だ!」と思っているなら、それも構わないが、その時点で「エビデンス?ねーよ、そんなもん」の世界だろう。むしろ、「女が入ると会議が長い?ああ、そんな感じするね」という人も少なくなかろうに。普段は大騒ぎするマイノリティさんが、今回、全く仕事をしないのはご都合主義の連中らしいが、少なくとも、森に対する感情的な文句は腐るほど見た一方で、会議時間と参加者の性別の相関関係を示す調査結果は見たことがない。不思議な話、あのジジイくらいの年齢になれば「まぁ、こういうモノだろう」と言える経験は積んでいる訳で、そういう年の功を買われて、この手のジジイが会長などに据えられると思っているが、そういうジジイの発言を一切まともに反論せず、ただ、感情的に騒ぎ立てる姿は、それこそ、ババアのヒステリーじゃないのか?今更じゃなく、当日記では、こういう事をこれまでも書いてきたが、それに対して「グチグチと屁理屈並べて男らしくない」と叩かれれば理想的、「女々しい男」と言われれば大成功じゃないか(笑)。一部ネット上で『ジャムの瓶のふたが固いのは男の筋力に合わせてるから』という戯言が流れているらしい。ね?この手の人ってバカじゃん。●『「接着剤のラベルに『髪に使用してはいけない』と明確に書かれてなかった」と主張しており、メーカーを訴えることを検討している』、アメリカじゃ普通のことなのかね。ヘアスプレーの『代わり』に接着剤を使ったら取れなくなったバカの話。これが『黒人女性』なので、この人をバカにする話が『どちら』の差別屋さんにもネタになるという面白さ。人種や性差とは無関係な、ただのバカなのに。★☆★
信頼より目先のカネだよね。
2021年02月10日(水)
●オリンピックの公式ツイッターアカウント。ヘッダー画像が北京冬季五輪のものに差し替わっている。何かの手違いかと思ったが、今見てもパンダのままなので、間違いではないようだ。どういうタイミングで切り替わるのかルールは知らないが、当の五輪、2022年2月4日からの開催だそうで、その1年前に切り替わるなら、別に不思議でもないか。当然、それは、その前の東京五輪が終わっている前提だが、御存知の通り、終わるどころか始まってもいない有様。もちろん、次の大会には関係ないと言えば、それまでの話かと。この話がどこまで疑問視されて世間で騒がれるか分からないが、むしろ、女性蔑視発言叩きで忙しいので、そんな余裕はないか。だいたい、北京五輪、ボイコットしたら報復する、などと言い垂れているクソ野郎にしてみれば、むしろ『前の大会』が中止になるなど、惨憺たる結末を迎えてくれた方が、『我々の大会』が盛り上がると思っているに違いない。であれば、意地でも成功させてやれ、と思わなくもないが、状況を思えば難しいところ。いや、来年の冬だって危ないんじゃないか?●1月6日にイオンで撮影されたとされる動画が話題になっている。何だかバカがエスカレーターからカートを落としている様子で、弁護屋が言うなら「下りのエスカレーターに乗せただけ、落とすつもりはなかった」というような映像。「下に人が居たが、実際にぶつからなかったので罪は軽い」と言い垂れそうな内容だが、こんなバカと遭遇したら、ガキだとしても殴らない自信がない。動画に載せれば何をやっても許されると勘違いしているバカは、ネット上の『特定班』が炙り出せば良いと思うが、店側の対応はどうかと思うところ。当日に警察に相談したが、巡回の頻度を上げて注意喚起した結果、同じことが起きてないから、と不問にしていたようだ。ただ、これがSNSで拡散されたことから警察に被害届を出したようで、イオンの客層とか姿勢が垣間見える対応だ。警察沙汰にすることで「あの店は、客を警察に突き出す」という評判が立つと、客商売としては致命的だと思うかも知れないが、普通に買い物してて警察沙汰になるような心配のない客からすれば、どうしてバカを放置するのか、という話になろう。「あの店は、バカが居ないので安心して買い物が出来る」という評判を捨てて、一部のバカに配慮する姿勢と客層、まぁ、イオンだし、としか言いようがないか。お客様は神様という言葉の破壊力は大きいが、そもそも、自分を神だと名乗るような手合いは、バカかキチガイか、曲がり間違って本物の神様だとしても、貧乏神とか疫病神の類に他ならない。★☆★