自動運転と在宅勤務。どっちが先に進歩するか
2021年02月08日(月)
●自動運転車。どこまで実用的になるか分からないが、単体で走るのはそれほど難しくはないだろう。一方で、ルールやマナーを守らない連中と一緒に走ることになれば、かなり難しいと言える。完全に交通ルールを教え込んだとしても、そんなものを守ることなく、強引に割り込んでくる車など防ぎようがないし、もし、これを急ブレーキで回避するなら、自動運転車は走行と急制動を繰り返しながら、後方からの衝突リスクを抱えて街を走ることになる。さらに、ここに歩行者が入ってくれば、一般公道での走行は難しいんじゃないかと言える。もちろん、こんなものを目指さず、例えば、トラックなどの高速道路のインターからインターへの長距離移動に使い、下道は人が運転する方法で良いんじゃないかね。自動車専用の道路だから安全とは言い切れないが、一般道を走るより、よっぽどマシ。まぁ、線路のない鉄道のようなもの、で。●ただ、この手の技術も、中国に負ける部分は多いんじゃないか?言い方は悪いが、早々に公道で実験走行に踏み切り、そこで、人が轢き殺されようが、「まぁ、少しの犠牲は仕方ない」で済ます部分がある。それを是とするのは無理もあるが、かたや、前例のない自動運転車を走らせる許可申請を「前例がないから出来ません」と言い切る日本のお役所仕事だ。どちらが『前』に進むだろうか。もちろん、日本だって、そういう時代が無かったわけじゃない。スマートフォンが市場を席巻する前、PHSとかが現役の頃、各社が小型の電子端末を作っては発表する、を繰り返してきた時代がある。今どき、そんなバクチのような開発をする会社もなくなったが、賢くなっと言うより、余裕がなくなっただけのことだ。今の中国なら、電気自動車(EV)についても、インフラ整備の前に、勝手に変なものを濫発するに違いない。●一方で、先日来、こんな記事見出しがあちこちに見られた。『米アップル、EV参入か 韓国・現代と生産提携、合意近づく』、ヒュンダイやキアといった韓国の自動車会社とアップルの提携。EVへの参入かと報じられ株価が上昇したが、今日になって『自動運転車の開発で米アップルと協議していない=現代自・起亜』という記事となり、株価暴落中とのこと。開発の話があったのか、そもそも、そんなもん無かったのか、どちらか分からないが、この手の提携話、いくら決まっていても守秘義務があり、明かせるものと明かせないものがあるし、仮に明かせたとしても日付の問題もあるだろうに。韓国らしい顛末と言えば、それまでだが。★☆★