2021年02月16日 記事
もったいないオバケは死にました

2021年02月16日(火)

●少数意見を蔑ろにするのは宜しくないが、諸事情を思えば仕方のない話。結果、全員一致でなくとも、それを是とする多数決が取り入れられた訳で、これを100%が満足するまで続けていたら、いつまで経っても決まらない。商品やサービスも同じ、大量に安定した供給をしようと思うと、ある程度の妥協は必要であり、一部の人の趣味嗜好需要に合わせていては商売にならない。ただ、これまでは、それで良かった訳だが、最近、少数派と呼ばれる人々の声が『通る』ようになってきて、『少数派に配慮』というキレイ事がまかり通るようになった。結果として、それらの人々の満足は得られるが、その実、特に不満のなかった大多数の人に我慢を強いているだけのこと。少数派の意見を聞くのは必要だが、だからといって、それを取り入れるどうかは別の話。あたかも『権利』であるかのように主張する少数派、何かを拗らせた連中か、単なる売名も混じっているが、むしろ、大多数の連中が不満なく利用している商品やサービスが『あたりまえ』だと思って、ロクに感謝どころか意識もしなくなったのも一因じゃないか?多くの人が利用する商品やサービス、こんなもの、あって当たり前、だと思っている大多数を眺めれば、その『当たり前』を利用できない少数派が差別だ不公平だと騒ぐ気持ちは分からなくもない。●愛知県知事のリコール運動。こういうのに真っ先に署名すると思われそうな愛知県民だが、他の候補者も立てずに、ただ引きずり落とすのはどうかと思い、また、天皇陛下の写真を焼いて「これが芸術です」「表現の自由です」みたいなバカな連中の行為を、世間がどう思うか眺めたい一面もあり、静観していた。結果、あいちトリエンナーレの『芸術の中身』にはろくに触れなかったマスコミ、愛知県民の大半がリコールの中身を知らないまま終わり、今になって手のひらを返したように騒ぎ立てているわけで、まぁ、運動の当事者以上に、この連中の無責任さが際立った一見と言えよう。ただ、大村知事にしてみれば、『不正を働いてまで自分を引きずり落とそうとした運動』という解釈になるが、その実、リコール運動が起きてから、不正署名の輩が入ってきたので、その順番は逆になる。民主的な制度を重視するなら、立場的には『リコール運動様ご一同』を叩くのではなく、そこに紛れ込んだ、民主政治の敵をあぶり出す方向で協力すべきじゃないかねぇ。とりあえず、少なからず存在する『本当に署名した人』に対する「マイノリティーの声を無視するな」には誰も触れないらしいが。★☆★
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