人間の本質
2021年02月09日(火)
●こういうニュースを見るたびに、自分の周りにこの手のクズが見当たらないので、本当かと思ってしまう。『ETC突破600回か 設備業の男逮捕―兵庫県警』、有料道路のETC、あれ、本当にバーが上がるのか、慣れた今でもドキドキしながら通過しているが、あそこを600回以上も突破した設備業の男(33)が逮捕された。「通行料を払いたくなかった」だそうだ。この手のバカに限って、小金払って相手にそれ以上の対価を求めるくせに、テメー自身は著しくケチという修正があるが、そんな手合だろうか。どんな種類のクズかは知らないが、バカなのは間違いがないだろう。この理屈が通用するなら、テメーみたいなバカにカネを払いたくなかったと給料だの料金だのを踏み倒されても文句はないわな。●この手の身勝手なバカの話。不愉快になるのは何故だろう、と考えることがある。「ダメなことをする」のは、ある意味、快感でもある訳で、人はルールだけで生きているとも言えないと思っている。だから、この手の好き勝手にルールを破る行為は、ダメだと分かっているから、それをやった連中を羨ましく思っている気持ちがどこかにあるんじゃないかと思わなくもない。キレイ事を言うつもりはないので、ぶっちゃけて言うが、性犯罪なんぞも、ネット上で「うらやまけしからん」と言われることが多く、本能的には求めていても、社会として抑圧されているものを破ったところに羨望の気持ちが集まるんじゃないかと。ただ、究極的には「気に入らなければ殺せばいい」という話にもなろう。仮にそれが許されるなら、バカは自分が殺す方だと思っているから「強いやつが生き残って何が悪い」とか言い出すが、人々は常に誰かに殺される可能性に怯えながら生活しなきゃならないわけで、それじゃ社会が成り立たないから、ルールを作って今に至っているんだろう。皆が人殺しを望んでいるかはともかく、何らかの身勝手を許せば、社会全体が住みづらくなることが分かっているからこその不愉快だと考えるのが自然だろう。うん、そうに違いない。●歯止めが効かない社会がメチャクチャになるのは必至だが、そうでない社会もある。白人なんぞは『神様』という仕組みを作り、さんざん乱交パーティーで盛り上がった翌日に神の前で懺悔することで許されるようになっている。また、白人同士ではダメでも、ここに立場の弱い別の者を持ってきて、皆でそちらに不満を向ければ良いと思ったのが黒人差別だろう。白人同士では失礼にあたる行為でも、相手が黒人なら許される。まぁ、有り体に言ってクズですわな。時代が変わって『ブラック』というだけで叩かれるようになったが、その実、差別意識がなくなったわけではなく、虐げられてきたブラックな連中が差別をする側に回りたかっただけのこと。社会としての本質は変わらない。★☆★