学生の『代返』みたいなものか。いや、今もあるのかな?
2021年02月05日(金)
●ポケモンで逮捕者が出た。改造したゲームキャラクターを販売していた無職男(23)、不正競争防止法違反(技術的制限手段無効化役務提供行為の禁止)の疑い、だそうだ。何とも面倒な言い回しだが、ズルして得られるデータを作った、みたいなものか。データなので、それほど元ではかからないと思うが、記事では115万円を得ていたという具体的な数字が載っている。1件500円などと書き込まれたネットの情報を思えば、2,300件は売っていることになるか。1人で何件買ったか分からないが、少なくとも2千人くらいの人間がズルしてゲームをやっているという話で、作って提供したヤツもヤツだが、それを買って遊んでいるヤツもヤツだ。「時間をカネで買っただけ」という言い訳をするヤツもあろうが、明らかな違法データにまで手を出す理由が分からない。●一方で、このように違法改造したデータでなくとも、ゲームのアカウントは普通に売買されている。オンラインゲームのアカウントはユーザーIDとパスワードで認証するので、ある程度育てたキャラクターのユーザーIDとパスワードを『買う』だけで、苦労せず、そこから先に進められる。改造していない正規の方法で作られたデータ、賛否あるが、規約などで『アカウントの売買は禁止』と書いたところで、簡単に出来るので抑止力としても弱い。アカウントを売買しなくても、仕事などでゲームが出来ない日中の時間、一時的にキャラクターを育ててもらって対価を得る育て屋という『仕事』もあるらしいが、何かズルい、という感情論の一方で、それ託児所や保育所と何が違うの、という見方もあろう。また、タレント本のゴーストライターなどは、本人じゃない訳で、時間と労力をカネで解決する商売は珍しくない。●そう考えると、単純に『本人以外遊ぶな』ではなく、そんなもの容認すれば良いんじゃないか?どの端末で誰がログインしても遊べます、みたいな。ただ、端末の本人認証はしっかりすること。ある個人に紐付けられた端末で遊んでいる場合は何も起きないが、育て屋みたいな第三者の端末でログインした場合、キャラクターの能力が著しく低下するとかね。いくらなんでも、個人情報と紐付く端末の本人認証を、どこの誰かも分からんヤツに渡すとは思えないので、効果はあるんじゃないか?中には、何も考えずに渡しちゃうバカもあるだろうけど、そんなバカの面倒まで見る必要はない。★☆★