自覚のないアル中
2021年04月30日(金)
●東京の『路上飲み』、都民がバカなのか酒飲みがアホなのか。一部のバカの所業ですべてがそう見られるのは、タバコの話に通じるものがあるが、どちらにしても我慢の出来ない大人の問題か。子供らに「修学旅行は中止な」とか言っておいて、自分らは酒が我慢できないとか、子供以下のレベル。東京都知事もギャーギャー騒いでいるが、ああいった自粛要請もバカの耳に念仏なので、たいした効果はない。この話で、路上で飲んでいるバカの所業が酷すぎるのか、話題として全面に出ているが、その実、知事は「集まって酒飲むな」と言っている訳で、何も、路上で酒を飲むことだけが対象ではない。曰く「河原でのバーベキュー、キャンプなどの屋外レジャー、ホームパーティー、飲食店へのお酒の持ち込みも一緒。屋外でも感染リスクがある」と。一方で、外なら良いだろう、と『アウトドア』に繰り出して、酒を飲み散らかす連中があるわけで、世の中が、キャンプブーム、アウトドアブームなどと言われているものの、折込チラシに乗っている特集の看板商品はBBQコンロ。頭の悪そうな連中がビール片手に肉焼いているイメージがあるアレが、いわゆるブームの中心なのだろう。結果、「キャンプも止めろ」という知事の要請に対して、『場所』でしか理解していないスカタンが一様に反発する始末。こういう状況が長く続いてストレスがたまっているんだろうが、酒を飲むしか、ストレス解消が出来ない連中にも問題はあろう。やや時代的には古くなった感のある「女、子供じゃあるまいし」というフレーズ、じゃあ、その大の男の選択肢が酒を飲むしかないなら、よっぽどアホだわな。●池袋暴走、いわゆる『上級国民の裁判』の話。どんな与太話めいた内容でも、自分の権利を守るためであれば、本当に好き勝手に言えるんだなぁ、と法律の懐の深さを知ると同時に、被害者の権利など認められないに等しいことを思い知らされる。客観的な証拠からは、アクセルとブレーキの踏み間違いと判断するのが妥当だが、「目で見たものと、ドライブレコーダーの内容が違う」とまで言い出した。もう、ドラレコまでオカシイ、と言い出したよ、この老人。クルマが不調、ドラレコもオカシイ、そんな偶然が重なるよりは、この老人が『不調』だと考えるのが普通だが、客観的な状況や、そう考えるのが普通、といった曖昧なもので、個人の権利は侵害できない。法律として正しい運用ではあるが、この手の話、たいていは、それを悪用して時間を稼いだり、変な主張を繰り返す、クズ弁護屋のカネ稼ぎでしかないように映る。証明できないこと、証明するのが困難なことを引っ張り出して、「証明できないだろ?じゃ、無罪だ」と勝ち誇る姿勢、法的には正しいかも知れないが、人としてどうかねぇ。★☆★