きれいごと大好き人間はサヨリスト。腹真っ黒。
2020年09月30日(水)
●河野太郎行革担当相による「ハンコ止めろ」の声。とりあえず、9月末の時点で出来るかどうか、各省庁に回答を求めていたが、夕方の時点で11省庁から回答ありとのこと。実際にハンコが必要なのは法律で制定されたものが殆どで、必要なものは数件という話。これらのことで、ムダ仕事が減るのは良いが、それ以上に、このことを大臣自らツイッターでつぶやいているのが興味深い。この手の情報、ほとんどの場合ニュースや新聞から得ることになるが、それは記者が取材した間接的なものばかり。中には、自分らに都合が良いところで切り取ったりするメディアもあるようだが、そういう連中をすっ飛ばして、情報の発信源が直接報告できる仕組みが出来ているのは、かなりの前進じゃなかろうか。また、「ハンコ止めろ」をそのまま「印鑑の廃止」と捉えたアホが騒いでいるが、そういう話じゃなかろうに。●水泳の選手が不倫騒動でスポンサー外され、これじゃ五輪も危ういんじゃないか、などと騒がれている。アホくさいなぁ。脳筋にどれほどの理性があるか知らないが、オタクがすべて犯罪予備軍みたいな言い草が許されるんだから、これまでの体育会系が起こした事件から察するに、ロクな人間が居ないってことじゃないのかね。知能的にも下半身的にも。まぁ、あちらの世界じゃ「記録を出したヤツが偉い」なので、結果的に「何をやっても良い」と短絡的に解釈されているんだろう。未開の土人みたいな風習は預かり知らないにせよ、この手の浮気、不倫騒動が表沙汰になる経緯は興味深い。だいたい、この手の行為、1人で出来ることじゃないので相手がある。当然、相手は有名人だと知っているから近寄ってくるか受け入れるんだろう。結果的に「2人で秘密を共有する」で散々盛り上がっておいて、片側が平気で暴露する訳で、いくら男が脳筋バカであれ、ある程度、同情せざるを得ない。挙げ句に、マスコミが書く記事は、そのお相手が、何だか被害者気取りになっている訳で、こんな話をベラベラ話すヤツも、取材に行くヤツも、ろくな人間じゃないだろう。芸能ゴシップ、いまだにこんなモノに夢中になる層があるが、芸能雑誌かスポーツ紙、テレビくらいしか情報源がなかった昭和の頃に比べれば、いくらでも情報が溢れている今の御時世。いちいち、そんな情報をありがたがるヤツが居るかと思うが、情報が溢れたら溢れたで、好き勝手にウソ情報とか流せるわけで、これは情報戦として面白いのかも知れない。まぁ、何にせよ、芸能ネタには興味はないが、この手の「オレもやりたいけど、みんながやり始めたらメチャクチャになる」からルール的に禁じているような話に倫理だの道徳だの持ち出して正義ヅラしているアホウの屁理屈が面白いので嫌いじゃない。★☆★
安全地帯と好奇心
2020年09月29日(火)
●年末調整の書類。知っている人は知っていると思うが、最初から手書きさせる気がないような細かなマスが並んでいるアレだが、この書類作成に向け、10月から国税庁が作成用ソフトを提供すると報じられている。これで多少は便利になる、のかな。だが、悲しいかなお役所仕事。むしろ紙の方がマシといった、著しく使いづらいゴミソフトだったらどうしようという懸念の方が強い。もちろん、一発目から成功するなんて高望みしなくても良いが、情報が情報だけに、漏れ出るような不具合なら看過できない。どちらにしろ、この手の『画面』を使った申請は今後、増えるだろう。そんなデジタル社会へのシフトを促す役割を果たすであろう『デジタル庁』、テレビの報道番組で平井担当相が、そのトップ人事について「何も決まってないけど、女性がいいと思ってる」と述べたとか。性別を先に決めるとか、アホじゃなかろうか。また、ここで「トップは男性が良い」と発言すれば大騒ぎになろうに、誰も騒がない。ジェンダーとか何とか騒いでいる連中はアホなのかね。ひとまず、色々とダメなものしか見えてこない。●豊田市でツキノワグマが目撃された。まぁ、豊田市といっても驚くくらい広いので、自分から見れば「ほぇぇ、見に行こうかねぇ」などと無責任のバカなことを思うくらい非日常的な出来事だが、知らない人から見れば『世界のトヨタ』でも、こんな田舎なのか、と思うような話だろうか。クマ出没の話題は各地にあるが、人里で目撃される背景は食べ物の話でしかない。ドングリや木の実の類が不作で降りてきたか、慣れて少しずつ降りるようになってきたかは分からないが、単なる散歩でないのは確かだろう。実際の事件を元に書かれた吉村昭の『羆嵐』は圧巻だが、ヒグマより大人しいであろうツキノワグマだから安心という話でもないし、そもそも、自分より大きな体躯の存在は、それだけで圧巻だが、挙げ句にそいつには全く話が通じず、それどころか、こちらを食い物としか見ていない状況など、想像しろという方が難しいくらいだ。こんなモノには関わらないのが賢明だが、その一方で、人間には好奇心もある。安全な場所からであれば、出来るだけ近くで見ていたいと思う気持ち、多くの人が理解するんじゃないか?そして、最近は動画配信者というバカも増えてきた訳で、何が起こるか分からない。ひとまずのところ、台風の時などに、田んぼや川の様子を見に行くジジイを、我々は責められない(笑)。★☆★
真心というコスト
2020年09月28日(月)
●女優の竹下結子が亡くなった。自殺だそうだ。芸能界にたいして興味はないが、知った名前だとさすがに驚く。そして、何だか、自殺が続いてるんじゃないか?どうなってんのかね。クスリや酒で逮捕されるヤツも、感覚的には続出しているように思うが、まぁ、それだけ商売に影響がある、ってことだろうか。外出しないで家でテレビを見ている連中が増えれば、それなりに需要はあると思うが、結局、芸能人とて人間。自粛の波からは逃れられない、ってことだ。そんな中で、半沢直樹、高視聴率で最終回だったそうだ。あの「倍返しだ!」で有名な作品だ。そんな程度の基礎知識はあるが、そもそも、見たことがないのでそれ以上は分からない(笑)。しかし、こういう話題のテレビ番組は「みんなが当然見ている」と思っているバカが多いので、社会人として挨拶程度の話題は知る必要があるのが面倒くさい。ネット全盛と言われても、まだまだ、テレビ視聴が『常識』として通用するのは否めない。●『「農業継ぎたくなかった」…青森・つがる、父親を包丁で刺した16歳少年』、まぁ、田舎の百姓なんか嫌だろうが、殺すほどの事かという話でもある。日本の農業は、きちんと農業をやっているところもあれば、昔のままの百姓仕事をしているところもあり、一律で語れないが、事件の舞台は後者だろう。きつい、きびしいを美徳みたいにし、苦労をするのが当たり前、そうじゃなきゃ、美味い作物は作れない、とかね。何でもかんでも合理的にしろとは言わないが、そういう感性がなければこの先、生き残ることなんか出来ないだろうし、この先を担う若者に刺し殺されるほど嫌われるんじゃないか?後継者問題があるなら、いっそ、この分野、ロボット使った無人を目指せばいいのにと思うが、どうせ「機械なんかに野菜が作れるか」みたいな話になってんだろうね。●コロナ禍の学校。文部科学省は、感染防止を徹底するため、学校現場に感染症の専門家を派遣する方針を固めた。確かに、その手の専門家は居ないだろうし、学校ごとに状況は異なるだろうが、それ、わざわざ個別に派遣する必要があるのか?ある程度、専門家を集めた上で画面越しで良いんじゃないの?もちろん、専門家も物理的に集める必要はなく、ネット上で十分。質問や相談に答えられるようにすれば済むと思うが如何か。この方針、特に専門家が常駐するわけではなく、委託された民間業者に学校ごとで依頼を出すもので、1校あたり年2回使えるものだとか。2回縛りより、オンライン授業に向けても、回線整備に含めて考えればいいのに。★☆★
結果と理由
2020年09月25日(金)
●動物園のサルのオリを壊した自称高校生(16)が逮捕された。高校生を自称している16歳が何者かは知らないが、結果的に、オリに開けた穴から、その中にいた約70匹のニホンザルすべてが逃げたそうで、オリの被害よりも、その後の対応の方が大変な話だな。だいたい、動物園のオリがそう簡単に壊せるものか、と思うわけだが、場所は千葉県の高宕山動物園、昨年9月の台風で柵などが倒壊してしまったため、オリを仮設したそうで、こちらを壊したという話。金網なので、何らかの方法で切れてしまう訳で、方法については納得出来る。一方で、動機が分かりづらいところ。仮に、こいつが何らかの意図を持って行動しているとか、「オレ、ナカマ、タスケル」みたいな電波系でなければ、ある種の愉快犯と言えるだろうか。ただ、自分も、この年齢の頃は、線路に置き石したらどうなるか、ダムに穴を開けたらどうなるか、みたいな、思いつきの好奇心からの突拍子もないことを思いついていた訳で、動機がうまく説明出来ないとしても、何となく分かる気がする。もちろん、実行するかどうかの違いはあるが、ここで、未成年だの少年法だの引っ張り出すのはアレにしても、これ少年特有のもんじゃないかと思わなくもない。だからといって許してやれというつもりはないが、少年の頃を忘れた大人には「嘘をつけ、そんな理由でこんなことをしたのか!」と怒るしかない事件じゃないかねぇ。●ある程度、コロナ騒ぎも収まりつつあるからか、営業電話が入るようになった。面白いのは、「コロナの影響でご無沙汰していて申し訳ありませんが」と添える連中。自分のところにくるのは、システム系の会社だが、営業マンが体育会系のところは、この手の入り方が多い気がする。だいたい、システム系の話題だと、在宅勤務だとかWeb会議だとか、いくらでも商材はあった筈で、また、メールでのなんでも定期的に連絡を取る手段はあったと思うが、結局、『足で稼ぐ』を誠意だと思わせている体育会系営業には、あまり響かなかったのだろう。そして、おそらく、そいつらの会社でも、ある程度の在宅勤務とかあったと思うが、この手の連中、客先に連絡もせず遊んでいたんじゃないかとさえ思えてくる。こんな状況になって半年以上。連絡を取り合っている会社は普通に取り合っている訳で、今更、「半年前のお話ですが」みたいなのを持ち出してきても、もう、半年先に進んでるのになぁ、としか言いようがない。ひとまず、この「コロナの影響」のお陰で、取捨選択がしやすくなったのは、個人的にはありがたい話かと(笑)。★☆★
ハンコを押すだけの仕事
2020年09月24日(木)
●夏の暑さを忘れた頃、さて、今年のクールビズはいつまでだったかと確認する。何も、暑ければ脱いで、寒ければ着るだけのことだが、横並び的衣替えの習慣があるので、中々、そうもいかない日本の事情。学校なんかでも、ある日から急に変わるのではなく、ある程度の猶予期間が設けられているというが、カイシャ員のオッサンは、意外と気にして横並びになっている。まぁ、この何とかビズのおかげで、ネクタイを付けずに済むようになったので楽になったわけだが、裏を返せば、1年中、身につけてたものが、半年に減ったんだから、需要は50%減。ネクタイ業界だの背広屋だの、色々と大変だろうなぁ、と思う。もちろん、そういう格好をしなきゃならない決まりもないし、むしろ、最近の大企業の服装はかなりカジュアルで、キッチリとスーツ着てるヤツの方がかえって胡散臭かったりするので一概には言えないが(笑)。そう考えると、河野行革相がハンコ使用廃止を要求、「できない場合は今月中に理由を」ってのは、ちょっと興味深い。ハンコといっても色々あって、さすがに法人なんぞの実印はアレにせよ、机の上に支店長のシャチハタが転がってます、みたいな無駄なハンコはない方が良いよね。在宅勤務だけど、ハンコを押すために出社してます、みたいなバカな話は、さすがに作り話だと思ってるが、案外、年功序列で生み出されたハンコを押すためだけの無能な管理職が少なくないんじゃなかろうか。いや、耳が痛いけど(笑)。●アメリカ、カリフォルニア州がガソリン車の新車販売を禁止する。2035年からだそうだが、どうなるかなぁ。ガソリン車じゃなくなれば、おおよそ、電気自動車になると思われるが、動力の元を個々のクルマのエンジンが作るか、どこか1箇所の発電所でまとめて作るか、の違いであって、トータル的に大きく変わるとは思えないが、その個々が吐き出す排ガスを思えば、いくらかマシになるだろうか。トヨタ市界隈でも、盆暮れ正月のような長期の休みになると、空の青さが増す気がするが、少なからず排ガスだのの影響はあるに違いない。アクセルを踏み込んで、エンジンを轟かせ、みたいな走り方も、時代の彼方になるんだろうか。ただ、電気自動車が主流になろうが、人間が運転する以上、全てが良くなるとは思えない。電気とガソリンのハイブリッド仕様のプリウスの悪名の高さを思えば、そりゃ、安全運転だのマナーだの、望むのが間違いかと。★☆★