2020年09月15日 記事
簡単な図式が求められるニュース番組

2020年09月15日(火)

●アメリカが中国からの輸入を差し止めた。木綿、衣類、コンピューター用の部品、毛髪製品などで、新疆ウイグル自治区での少数民族に対する人権弾圧への制裁措置だとしている。ウイグルの話はくすぶってはいたが、この唐突な措置は、さすがに驚いた。何かもう、戦争だね、こりゃ。戦争というと、平和大好き市民団体の皆さんが、鉛弾が飛び交って、軍靴の音が響き渡るような古臭いイメージでしか語らないのでピンと来ないが、今時の戦争は情報戦じゃないのか?ファーウェイも事実上、スマートフォン事業から撤退するという話があるが、あれも、情報負け。GoogleのOSが使えなくともスマートフォンは作れるが、作ったものが魅力的なコンテンツになりうるかは別の話。OSに紐付いたサービスが、既に世界規模で使われており、今から新しいものを立ち上げるなんて無理だろう。まぁ、何にしても、米中の間でしばしば使われる『人権侵害』、中国は少数民族弾圧を止めろと騒げば、アメリカは黒人差別を止めろと騒ぐ報復合戦。本当に差別だの弾圧だのが解消されれば良いが、単なる保護動物の政治利用じゃないか。何ら根本解決にはなってない。挙げ句に、殺されたのが犯罪者であれ黒人なら「差別を止めろー」と騒ぎ立てる連中が、中国の人権侵害には少しも声を上げないのは何故なのか。何故なのか、なんて考える必要もないが。●『ドコモ口座』、どうなるんだろうね。個人情報を含む口座番号だの暗証番号だのは、その口座の持ち主本人が、フィッシング詐欺に引っかかって、自分で偽銀行サイトに入力していたものもあるらしい。フィッシング詐欺、「セキュリティ上の問題があるから、リンク先で◯◯と◯◯を入力してください」みたいなインチキメールの類。最近のインチキメールは平気でロゴマークを使うし、偽サイトも見た目はそのままなので見分けがつかないが、結局は「そういう詐欺がある」という情報を持っているか否かが大きなポイント。英語や数学と並び、コンピューターも「よく分からなくても良い、むしろ、分かるほうがオカシイ」という『一般常識』を盲信するバカが、テンプレート通りの詐欺に引っかかっている訳だが、マスコミ報道の第一声が、常に『ドコモ』になっているためか、そうそう疑わない人が多い。ニュースを象徴する意味での『ドコモ』は、それはそれで間違いではないが、最近の報じ方は、とにかく『悪いヤツ』を1つだけ決めつけて、徹底的にそればかりを報じることが多いと思うが如何か。複数の要因が重なって起きた事故や事件は、日常的なニュース番組では報じられず、何らかのスペシャル番組で「珍しい事件」枠で取り扱われる事が多い。これ、日常的に起こりうる事件なんだけどね。★☆★
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