プロペラ機はウルサイ
2020年09月02日(水)
●『空飛ぶクルマ』、豊田テストフィールドで行われた公開有人飛行実験。まぁ、公開する前に散々実験していたから、その時点で実験じゃなくてお披露目だろう。その名前を『SkyDrive』、1人乗りの大きなドローンみたいなのがゆっくりと飛んでいる姿があちこちのメディアで報じられていた。子供の頃に見た『未来の想像図』では、既に人々はチューブの中を走るエアカーみたいなので高速移動している筈なので、それに比べれば遅れている感は否めない。また、実際に飛ぶのと、それが使えるのは別の問題で、さらにここに、法整備という難しい問題が加わってくる。様々なリスクを思えば、当面は、許可された場所での低速移動に限られるだろう。歩いたほうが早いとか、そういう話にもなるので、空を飛ぶことのメリットが出せるかどうか微妙なところ。新しい仕組みを実運用させるのは難しいな。そう言えば、移動手段として注目されていたセグウェイも、体験乗車出来たり、一部で実運用されたりはしたものの、結局のところ、あまり普及はしていない。自分も乗ったことはあるが、かなり簡単で歩くよりよっぽど速いが、これが公道を走るとなると、色々と難しいことはよく分かる。新しい交通手段でなくとも、例えば、エコのために小型のミニカーを普及させようとしても、年々肥大化する自動車のサイズを思えば、無駄に大きなセダンの間を、ちょこまかと走ったりするのはかえって危ないし、「大きいことが正義だ」と信じているようなバカのあおり運転で事故が起こるのも確実だ。結局のところ、この手の話。その技術以上に制度や仕組みと言った社会の対応が問題となり、完成しても普及しないのは今更の話でもない。●便利とは言え、一律である必要はないコンビニの24時間営業、『公正取引委員会は2日、コンビニエンスストア本部が加盟店に24時間営業を強制することは独占禁止法違反にあたるとの見解を示した』だそうだ。日経の記事なので鵜呑みにはしないが、とりあえず、方向としては本部より雇われ店長側に分がある判断。これも働き方改革の1つか。確かに『24時間開いている』のは便利といえば便利だが、この便利が『あれば便利』なのか『なければ困る』のかで随分と違ってくる。ただ、ここ最近『あれば便利』を当たり前の権利だと思っている人は増えた。当たり前過ぎて、タダでやって貰えると思っているから、いざ使えなくなると大騒ぎする。閉鎖する遊園地なんて最たるもので、終わりを惜しむなら、日常的に使ってくれ、という話だろう。★☆★