コロナ一色
2020年04月13日(月)
●朝の通勤風景。ご近所さんのクルマが目立つ。いつもなら、自分の方が出社が遅いので空になった車庫を見るのが常だったが、大手自動車会社はじめ、多くの企業が出社を制限しているため、自宅に待機しているのだろう。新型コロナの影響は、政府や自治体が動いた時に「ヤマ場」感を覚えるが、その実、そこからがスタート。外出を自粛した週末に「特に何もないから、来週は遊びに行こうぜ」みたいな連中は、このウイルスの潜伏期間、約2週間くらいという『設定』を忘れたようだ。不要不急の外出を避ける人々も、重症化するというタバコを止めないのは、まぁ、自分は感染しないでしょ、みたいな思い込みがあるんだろう。武漢から一斉に逃げ出した連中を思えば、目立った症状が出ていなければ、人は「自分は違うだろう」と解釈するのが自然。●消毒用のアルコール、枯渇した頃から焼酎を使えばいいだの、度数が足りないからスピリタスだの言っていたが、ここにきて、厚生労働省がアルコール濃度の高い酒類を消毒液の代わりに使用することを認めることとした。特例だそうだが、アルコール濃度が70%から83%の酒が対象になるらしい。税金が上乗せされた高価な消毒用アルコールになるが、これを一時的に廃止すればアル中も増えるし、そもそも、財務省が許さないだろう。まぁ、飲料を一時的に消毒に転用するだけなので、むしろ、手洗いうがいを励行した方が良かろう。ただ、気になるのは外食産業、商店の類。ここまでアルコール不足になっているのに、店頭に置かれている手指用のアルコール消毒の類。イス・テーブル類の消毒も含めれば、1日それなりの量のアルコールを使うと思うが、今、足りてるのかねぇ。ウチの部下で、たまにイオンに立ち寄っては、手指消毒用のアルコールの匂いをかぎ「水で薄めてるなぁ」とかボヤいているが、本当かどうかは定かでない。●これも本当かどうか分からないが、中国から欧州などに送られてきたマスクの類、十分な性能を満たさない品質のものが多いという。まぁ、欧州人がどう考えているか知らないが、MADE IN CHINAの魅力は値段だけであり、信頼のブランドじゃないわな。そもそも、新型コロナの感染を抑えきれなかった国が、どの面下げて大量にマスクを作って他国に支援できようか。しばしば「沈静化」「外出できるようになった」などと報じられるが、今、中国とWHOの発表ほど信用に値しない情報はない。中国が本当に抑え込んだと考えられるのは、延期された全人代が開催された時だろう。★☆★