中流意識という拠り所
2020年03月03日(火)
●『白昼の温泉ホテル侵入…宿泊客用フリードリンクの"ココア"飲み逃走 自称・無職48歳の女 現行犯逮捕』、タイトルに気合が入っているが被害は小さい。フリードリンクコーナー、ある意味、客のマナーで保たれているようなサービスだが、ここに客でもない人間が紛れ込むという事態は、あまり想定していないだろう。れっきとした犯罪行為なので、こんな事で、と書くのはアカンのだが、こんな事で逮捕されるには理由があり、どうも、先月にも同じことをしていたらしいとのこと。当初、ホテル側は宿泊客だと認識していた、とあるので、特に咎めなかったという話のようだが、裏を返せば、普通に堂々としていれば結構バレないぞ、という感じか。一方で、自称無職の女(48)は「以前、従業員に飲んでいいと言われた」と話しているそうで、その辺りも微妙だが、頭がオカシイ可能性も含め、それが今月捕まったのはどういうことか。よっぽど目立つか、たまたま目をつけられたのか、興味は尽きない。●日本人の中流意識というものがあるが、ここ最近、様々な事で上と下の差が開きつつあり、平均すると中流だけど、というものが多い気がするが如何か。モラル的なものも、平均中流を維持しつつもゆっくりと下降線。公衆トイレの紙を盗むようなヤツが増えたという話。もちろん、これまでもそういう輩は居たので、このご時世だから情報として流れているだけかも知れないが、それにしても、じゃないかねぇ。「東日本大震災の後、日本人は一丸となって」とか歴史を美化しているが、バカが「原発に水をぶっかけろ」とかしゃしゃり出てきて大騒ぎしたのを筆頭に、結構、バカの芽はあちらこちらに見受けられた。トイレットペーパー騒ぎで気に入らないのは、ドロボウを養護する声が上がることだ。万引きなんかもれっきとした窃盗行為だが、開き直って「盗めるようになっている方にも問題がある」とか言い出すヤツが出てくる始末。ドロボウガキの親ならまだしも、弁護屋でもこんな事を言い出すんだから始末が悪い。職業に貴賎はないというが、自分のやっていることに誇りが持てないというか、自分の依頼人をクズだと思っても「この人は良い人だよ。クズじゃないよ。」などと嘘八百を並べる商売が法的に認められていようが、人として軽蔑に値すると思うが、この辺りは異端な考え方だろう。なにせ、先生だからね(笑)。何にしても、電車の中で咳をしただけで殴り合いの喧嘩になるような有様。アメリカのように銃で撃たれないだけマシ、という低レベルな民度を持つ連中が増えている。★☆★