動き回る人々
2020年03月06日(金)
●マスク転売禁止、14日から。新型コロナも、最初から中国人が大人しくしていれば、ここまで拡がることはなかったと思うが、結局、皆、好き勝手に動き回って被害だの面倒だのを広げている。マスクの転売にしろ、本来、法律で決めるような話でもないのに、これをこの時期に決めなきゃならない時点で、色々とオカシイだろう。身勝手が広げるウイルス被害。ウイルスそのものより厄介だ。●愛知県蒲郡市の50代男性、新型コロナウイルス陽性だと判明した後にも、「ウイルスをばらまいてやる」などと言いながら、あちこちの飲食店に遊び歩いていたとか。まぁ、控えめに言ってもクズだが、似たような世代なので分かる部分もある。たぶん、本人、ヤケになっているのでなければ、いまだに大事だと思っていないんだろう。冗談だから、がどこまででも通用すると思っているのは、ある意味、テレビ世代であって、結構、酷いことをしても冗談とかネタとかで済ませてきたのをゲタゲタ笑って見ていた世代に他ならない。こういうオッサン、「やめてくださいよ」とやんわり反抗する若者に対して、それが冗談だと思ったり、コミュニケーションの範疇だと思っているから、イジりを止めたりせず、むしろエスカレートする。結果、その若者が壊れるか、もしくは、怒り出せば「いや、冗談じゃないか」と開き直る。おそらく「セクハラ上司」の典型もこんな層じゃないかねぇ。もちろん、大変なときでも、冗談を飛ばせるくらいの余裕があるのは悪いことではないと思うが、時と場合を考えないから叩かれる。●一方で、余裕というか優雅というか、面白い事を始める連中も出てきた。『蘇』という食べ物がある。飛鳥時代から平安頃まで食べられていたというものだが、結構、ネット上のネタで扱われるので自分でも認識はあった。そんな『蘇』を、コロナウイルス騒ぎで学校が休みになり、給食の牛乳が余っていることから、大量消費できるメニューとしてチャレンジする人がチラホラ出てきたという話。もともと、平安貴族らが食べていたものだそうだが、何とも雅な話、かなぁ(笑)。作り方は簡単。フッ素加工のフライパンがある時代なので、焦げ付かないように煮詰めるだけ。食感はチーズのようで、それほど甘くないそうだ。何だか美味そうに感じるが、2リットルの牛乳を煮詰めるのに2時間位かかるというので、まぁ、自宅待機中の子供と作るのが良いのかも知れない。令和の時代に復活する平安貴族の味。心の余裕とは、こういうものだろう。★☆★