2020年03月11日 記事
一回やらせてみて懲りた国

2020年03月11日(水)

●新型コロナウイルス、イタリアが大変なことになっているらしい。理由は分からないが、元々、中国人観光客が多かったことがあるのだろう。日本でも、観光地から発症のニュースが多いので可能性は高い。さらに、勝手な偏見だが、あちらは挨拶でも、すぐに抱きついたりチューしたりするじゃないか?適当な距離をおいて会釈する日本式を「諸外国では」とバカにする自称知識人もあるが、その実、そちらの方が優れてるんじゃなかろうか。その諸外国との違いに「検査の方法」がある。日本では、疑いがある人から検査する方式だが、あちらでは、出来るだけ検査しろ方式らしい。それを取り上げて、やはり自称知識人らが「日本も検査を増やせ」と騒いでいたが、それで医療が崩壊した国の惨状を見ても同じことが言えるのか?いや、言えないから、こっそり黙って知らん顔しているのか。だいたい「転んで擦りむいたが、念のため、レントゲンで骨折していないか検査しよう」と全員がそういう話になれば、本当に必要な人に順番が回ってこなくなる訳で、少し考えれば分かること。もちろん、感染源を特定して広げないようにするのは重要だが、感染しても軽症で済む事が多いし、重症化してもクスリがないんだから、検査そのものの優先度は低いはず。早いうちから「検査をもっと」と騒いでいた連中、その声を受けて、総理大臣が「検査をすべし」と言えば、そいつら、平気で「横暴だ」「独裁だ」と騒ぐだろうに。●事の発端、中国での対応の悪さに加え、WHOの事務局長のテドロスという人が親中派という話を合わせれば、『今の中国共産党のやり方』は世界に通用しない、ということ。国内は弾圧でどうにかなるだろうが、この手の事態には全く通用しなかった。こんな事、周近平自身が一番良く分かっていると思うが、ここで、中国人らしく体面を優先するか、それとも、この失敗を糧にして生まれ変わるかで、この先の中国の様子も変わってくるだろう。かつて、鎖国していた日本も、徳川安泰の世を謳歌していたが、「これじゃ世界に通用しない」とチョンマゲを切り捨てて西洋を取り入れたわけで、あれも1つの革命と言える。日本の近代化に倣えば、中国が選ぶべき道も見えてくると思うが、まぁ、どれだけ理想論を並べても、互いが足の引っ張り合いで、前の政権倒してのし上がってきた歴史の中に生きる国だ。そりゃ、中国には無理だわな(笑)。★☆★
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