3周くらい遅れた諸外国の皆様
2020年07月16日(木)
●どこぞの国の音楽集会で、観客も警備員もロクにマスクを着けず集まっていたとかいうニュースを朝のNHKで見た。まぁ、あの連中、本当にマスクとか着けないなぁ。アメリカ人だったか、そういうものは病人が着けるものだ、とか、そもそも呼吸する権利を奪うなとか、何かと理由を付けているが、ああいった自分中心の連中には『情けは人のためならず』なんて発想は理解できないだろう。「え?情け、オレのためだろ」みたいな。日本人の場合、マスク警察なんてバカも登場するが、結局、自分がマスクを着けることが、皆もマスクを着けることにつながるわけで、自分を特別視しないというか自分の主張だけを重要視しないというか、そういう感覚があるから、ほとんど自動的にマスクを着けるんじゃなかろうか。そういう価値観だからこそ、秩序の保ち方も、明文化されたルールから、よく分からない常識や、その場の空気などで保たてるが、確固たる拠り所がなく、個々人が勝手な自由を主張する国では、当たり前のように警官が銃を撃つんだろう。何らかの力がなければ、話を聞こうとしない連中ばかりだからこそ、銃器などの圧倒的な制圧力が必要という、まぁ、自由の先進国か野蛮人か分からない話だな。●『バンクシーと知らずに消去』、ロンドンの地下鉄にバンクシーの『作品』と思われるものが描かれていたが、それを知らずに清掃員が消しちゃった、というニュース。どうして、落書きを清掃員が消したことがニュースになるのかさっぱり分からない。だいたい、風刺画とか言ったって、中日新聞の社会欄の片隅に書かれている政治風刺のカットと大差ないじゃないか。こんな落書きバカを特別視している理由が分からない。いや、擁護しているヤツとて、分かっていないんだろう。「そういう価値だから」と一緒になって讃えているだけの話。現代版の裸の王様のようなものだが、そもそも、そのスッポンポンのヤツは王様ですらない。現代アートの巨匠に与えられた特権は落書き無双とか、迷惑な話だわ。●旅行代金の一部を肩代わりしてくれるとかいうGo Toキャンペーンは、「キャンセル料を誰が払うんだ」みたいなくだらない理由で進められるらしい。正直なところ、検査数が上がって感染者数が多く見えるだけで、その実、重症化するケースは減っているので、大騒ぎする必要はないと思っているが、かと言って、あちこち出歩く必要もないので、旅行なんかもう少し我慢すりゃいいのに、というのが本音のところ。もしこれで、感染者が増えれば、キャンセル料の方が安上がりなのになぁ。手土産はコロナかね。★☆★