2020年07月20日 記事
生活の中の変化と変わらないもの

2020年07月20日(月)

●オンとオフの切り替え、という言い方があるが、あれ、どちらが『オン』なんだろうね。「仕事がオン」というのが一般的らしいが、よく考えれば、ある種の社畜精神じゃないかと思わなくもない。これは昭和の働き方の価値観か否かは別の機会に論じるとして、とりあえず、仕事が『オン』で話をすすめるならば、あまり『オン』に積極的でない工場労働者みたいな連中にとって、新型コロナによる様々な自粛は、満喫したいオフの時間に制限がかかる生活が続くことになり、生活リズムのメリハリが薄くなる。その結果、確固たる証拠はないが、何となく、現場の『つまらないミス』が増えている気がするが、如何か。そんな特別な環境でなくとも、出歩く機会が減っているのに、交通事故が増えている事を思えば、結構、見えないストレスは溜まっていると言わざるを得ない。●旅行業は惨憺たる結果らしい。前年同月比マイナスほぼ0%とか。まぁ、仕方がないと言えばそれまでだ。慌てて、Go Toキャンペーンなんぞを始めたが、何かそれはそれでどうかと思うわ。そもそも、今どき、宿も交通手段もネットで簡単に予約出来るだろうに、多くの人が『代理屋』を利用する。話を聞くことから、手配から、色々やってくれて便利といえば便利だが、自分が実際に使った感想は、手数料の割に手続きが面倒臭いという感じ。ただ、旅館側にしてみれば、個々人の不安定な予約よりも、代理屋によって『枠』が確保されていた方が便利なので、あまり積極的に直接予約をしたがらない事情もあり、また、宿でなくとも、そういう枠があちこちにあるため、結局、ほとんどの人がパックやツアーを使いまくっている、ってことだろう。その結果がほぼ0%なのも分からなくもない。ただ、ここまでアチラコチラに代理屋が溢れているというのは、それだけ儲かる、ってことで、その需要が停止されれば、アチラコチラに影響を与えることになった訳だ。多くの産業に結びついているから政府が支援します、ってのも分からなくはないが、些末な業界だって不況のところは不況だろうに。世に言われる『新しい生活様式』の中で、自分で旅の予約を、とかいうのがあっても良いと思うが、キップの券売機の前で延々と会議を始めるババアが増えると思えば、代理屋が居なきゃ困るかも知れんなぁ。★☆★
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