聖火リレーという閉会イベント
2021年03月26日(金)
●セキュリティツールを売ってる会社がLINEでのサービスを停止するとのニュースを見かけた。LINEについては今更なので、語るところもないが、まぁ、サービス停止も今更感がある。ただ、この手のセキュリティ会社、最近のトレンドは『既知のウイルスだけじゃなくて、未知の脅威にも対応する必要がある!』などと煽って、AIだの予測だのの機能を謳っている訳だが、そういう会社でも、この手のリスクは予見できなかったんだなぁ。高度な分析が必要な予測より、よっぽどリスクとしては分かりやすいものだと思っていたが、所詮、どれだけ高度化したところで、人が使う以上、そこが弱点になる。●Googleがスマートフォンを運転免許とクルマのキーにしようとしているらしい。何でもかんでもスマホか、と思う人もあるが、多機能の小さな端末なので、良し悪しじゃなくて、上手に使った方が勝ちだと思っている。クルマのキーを、こういう形にしようと思うのは、今に始まった話じゃないが、かつて、運転免許証をクルマのキーにしようとか動きがあった時には、「そういう日本独自の仕様を作ると、世界で売れなくなる」とメーカーが及び腰だったのを覚えているが、記憶違いだろうか。今にして思えば、自分たちがイニシアチブを取るつもりも気概もなかった訳で、「俺たちの作るものが世界の標準になる」なんて考えも無いんだろう。「ものづくり」のニッポンと言われているが、その実、保守的な下請け屋でしかない訳で、こんな土壌から「ニッポンのジョブズを」と騒いだって出るはずがなかろうに。むしろ、ニッポンのジョブを見直すべきだわな。●楽器ケースの別の使い方を日本人に教えてくれたカルロス・ゴーンがCNNのインタビューで「日本人はとても規律正しいが(行動は)非常に予測が容易だ。計画を実行に移し、とてもうまくいった」と自身の逃亡劇を自賛していたらしい。まぁ、アレだ、あちらの国じゃ、金持ちになったんだから下々の連中を見下して当然だ、みたいな文化なのだろう。海外向けの掲示板でも、ゴーン逮捕のニュースに「日本は平等なのか?」みたいな驚きの声が、そこそこ集まっていて、かえって驚いた。ノブレス・オブリージュみたいな言葉があるんだから、その認識は間違っている、と言われるかも知れないが、足りてないから標語があるだけのこと。頭の悪いトラックほど「法定速度で走ります」って書いているようなもんだろう。この話は、結局は、良し悪しではなく、そういう文化だと思うしか無い。一方、日本の場合、上に立つものは下の面倒をみる的な感覚があるのか、ある程度以上の年収を超えると、税率が上がり、ある意味、頭打ち的な手取りとなり、その多額の税金で庶民を支えている感じ。こういう制度があるから、日本の方が進んでいる!とか言うつもりはなく、むしろ、稼いで世に貢献したところで、大きな顔も出来ず、むしろ、貧乏人が文句ばかり言っている始末だろう。そう考えると、西洋風の札束で横面をぶん殴って威張り散らすのも、あながち、間違いじゃないと思えてくる。ただ、日本の貧乏人の声が大きいのも、そういう連中を焚き付けて騒がせている高額所得者があるわけで、どちらにしても、バカは救われない、という話じゃなかろうか。★☆★