よく分からないのに与える人たち
2021年03月29日(月)
●先日、子供向けの自然観察の会合に参加してきた。ちょっとした山歩きにオタマジャクシの観察という内容で、中々面白かったが、挨拶した案内人の中には『脱ダム』っぽいジジイが混じっていて笑える。こういうところに入り込んで、それとなくテメーらの信条をぶちまけてるんだろう。ありがちな話だが、それも仕方がない。それはさておき、どういう経緯で参加したか分からない親子が目についた。小学校の高学年くらいの男の子と父親らしき参加者。わざわざ、オタマジャクシを観察に来るような感じでもないので、もしかしたら、兄弟の付き添いか。何にせよ、ガキがずっとスマホをイジっていて、ろくに話を聞いていないが、親は親で、やっぱり頻繁にスマホをイジっていて、こちらも話を聞いていない始末。親がスマホバカだと子供が真似するんだなぁ、という話は、確かなようだ。●朝日新聞が報じている。『小学生がオンラインゲームを利用し、多額の料金を請求されるなどの相談が愛知県内で急増している。』、こういうの、今に始まったことじゃないが、どうしてこんなことが出来るんだろう?不思議で仕方がない。スマホの機能にペアレンタルコントロールというのがあり、利用時間やコンテンツ、何らかの形でカネを払う操作を制限出来るもので、かなり細かな部分まで設定ができる機能。こういうのを使えば、多額の料金が請求される筈がないんだが、どういう連中が『相談』しているんだろうねぇ。見方を変えれば、これ、ガキが親の財布から勝手にカネを抜き取って、何か買ってしまった、という話であり、オンラインゲーム以前の問題だろう。財布をそこらに放置しておいて、子供が勝手にカネを持っていったら、いくらバカ親でも怒るだろうが、これがオンラインゲームだと『相談』になるのは、どうも方向というか見当違いとしか思えない。『コロナ禍の臨時休校などで、子どもたちがゲームに触れる機会が増えたことが一因とみられる。』など噴飯物だが、どうして『ロクに管理もされていないスマホのゲームに』と書かないのか。この手の『相談』記事、その実、身内の出来事だと思っている。朝日新聞の中に、また、記者自身の体験を書いているんじゃないかと。ありがちな「友人の話なんだけど」で始まる、やんわりとした自己体験の暴露会。夜の繁華街に、年端の行かない子供を放り出して「気をつけて歩けよ」と言わんばかりのスパルタ方式のスマホ教育だろうか?そりゃ、高い授業料になるよね。★☆★