ソーシャルディスタンス(画面越し)
2020年06月01日(月)
●先日、スーパーの駐車場出口でご老人が倒れている場面に出くわした。色々あって、救急車を呼ぶことになったが、通りすがりのジジイが119番通報を買って出るも、なかなか操作ができない。また、繋がったら繋がったで、住所もスーパーの名前と駐車場を言うだけで要領を得ない。119番の窓口の質問にもロクに答えず、挙げ句に「良いから早く来い」みたいな言い草になる。何だろうね、この手の老害の仕切りたがるくせに役に立たなさ加減は。公共含め、サービスを見下している手合いは、法律で決まっているのに年齢確認の画面すらタッチできない老害に通じるものがある。いや、老害といかずとも駅員などに突っかかるバカもこの手合いの予備軍だろう。地元愛知のホームセンターでは、いきなり殴りかかった80歳のジジイが逮捕されたが、その理由が「目が合って睨みつけられたと思い、『なんだコイツ』となり、カッとなった。」だ。この手のバカがよく口にする「ナメられた」という価値観。「バカなのかしら?」と疑問形でいるところを、どうして自分の行動で肯定するのかね。●バカを掘り下げるといくらでも出てくるが腹が立つだけ。そんな中で、バカバカしくて微笑ましいのを見つけた。『Zoomキャバクラ』だとさ。テレワークで脚光を浴びたWeb会議、いわゆる画面越しの会議で、Zoomはそのサービスの1つだが、『オンライン飲み会』を通り越し、画面越しのキャバクラ『ズムキャバ』というものがあるらしい。キャバクラ、縁のない場所なので、女性が脇についてお酒を飲む場所という程度の知識しかないが、それの『画面越し』バージョン。料金『60分4,000円』だそうで、指名料は別途2,000円、延長30分が2,000円らしい。まぁ、『シャンパン6,000円』は、画面の向こうのオネエチャンに呑んでもらうものだろうが、チップとか無いので、実店舗より稼ぎにならないとか悩みはありそうだ。何か時代も時代だなぁ、と思う一方で、ある意味、健全なサービスかも知れんな。どんなに注意してもルールを守らないような酔客など画面越しだから存在しないわけだし、ダメなら回線切っちゃえばいい。こんなもん商売になるのか?と思う人もあろうが、意外とウケている面もあるとか。多くの人に囲まれた都会の生活。頭数は多いものの、挨拶1つ交わさない人々ばかり。多少のカネで心地よい会話が楽しめるなら、と思う人の気持は分からなくもない。オッサンが夜な夜なウォーキングと称して出歩いていれば職務質問を受ける可能性があるから、カネで解決できるスポーツジムが流行っている一面があると思っているが、それ同様、下手に喋れば、些細なことで「それセクハラです」と言われるようなご時世、自分の飲み分は自分で用意した安チューハイで済むんだから、安いものかも知れんなぁ(笑)。★☆★