目先のカネ
2020年06月09日(火)
●京都のお土産、定番の1つ『生八ツ橋』、コロナ禍で観光客が減り、売上が8割ほど減ったとか。8割は痛手だなぁ、と思いつつ、こういう地元の人が食べないようなものを『お土産』として堂々と売るのはどうかと思う面もある。旅先で地元の人が美味そうに食べてたのをお裾分けして持ち帰るのが『お土産』の醍醐味だと思うが、『行った記念』みたいな一面もあるので一概にも言えないにしろ、観光客しか買わないような名産品って、何だろうねという話。観光業としては『痛手』かも知れないが、残念ながら当然の流れ。ネット用語なら『残当』じゃないかと。●土産物といえば、山里なんかの土産物屋に必ずといって良いほど置かれているのが『漬け物』の類。そりゃ、山の中だし、漬け物、美味しいよね、というイメージがあるが、商品を手にとってパッケージを眺めれば、別に地元産でもなんでもないパック品ばかり。下手すりゃ、堂々と『中国産』の文字が書かれているものもある始末。「買う時に表示を見ないほうが悪い」と言われればそれまでだが、あえて、そういう場所で売っている時点で確信犯じゃねーかと思う次第。「観光地ってそういうもんだよ」という、まるで「泥棒って盗む人のことだからね」と泥棒が自己紹介して開き直っている時点で、程度の悪い『観光地』のレベルを思い知る訳だが、実際、本当にお土産を書いたければ、むしろ、地元のスーパーに行った方が良いだろう。地産地消のモノが並んでおり、日持ちしないものも少なくないが、お土産としては悪くない。下手すりゃ、地元品も並ぶので、イオンの方が便利かも知れぬ(笑)。やれ観光だ、インバウンドだと田舎者が騒いだところで、郷土愛より中国人のカネ目当てなんだから、そりゃ、毛嫌いされても仕方のないところ。ただ、それで地域が潤う面もあろうから、一概に否定もしないけどね。●そう考えると、QR決済もどうかと思えてくる。バーコードリーダーがあれば簡単に導入でき、中国では多く使われています、として色々なところで導入されたが、実際に自分が使うのは非接触のカードばかり。ぶっちゃければ、99%『Suica』を使うが、いちいち、コードを出してバーコードを読ませて、下手すりゃ金額をこちらで入力しなきゃならないとか、中々、面倒くさい手続きじゃないか。よくこんな事を客にやらせてるな、と思うが、たいてい、こういうのを入れた店は、自分たちでもよく分かっていないという始末。普通、商売人が、サイフを出している客の前で「おカネのこと、よく分からないんですよね」とか言うかね?★☆★