2020年06月05日 記事
まぁ、民度なんて、大声で誇るようなもんでもないけどね。

2020年06月05日(金)

●麻生氏の「民度発言」が波紋を呼んでいる。いや、一部だけだが、他国の民度が低いとか言っちゃって「貴方はどれだけ偉いのでしょう」などとツッコミを入れた蓮舫氏がやり玉に上がっているから、余計に騒ぎが大きく感じるのか。麻生氏の発言、朝日新聞では「日本人としてお願いモードだけでこれだけできたってのは、もっと誇りを持っていいんじゃないか」となっているが、ここだけを切り取れば驕りすぎとも言えるが、結果を他国と比較すれば、たしかにその通りだから仕方がない。よもや、蓮舫氏は「アホな国民より、政府や医療機関が頑張ったからだ」と言いたい訳でもあるまいが、何にしても、彼女の発想は「偉い人なら何言っても良い」という価値観に基づいているのは確からしい。こういう権力に憧れている手合い、権力を持たせちゃダメな人種だが、幸い、そうなる可能性は低いので心配する必要はないか。●何にせよ『要請』というお願いレベルでここまで抑えているのは確かだが、かと言って、日本人的には、無理難題を押し付けられた感がないので『誇り』を持てるとも思えない。一部、『自粛警察』なるバカが『活躍』したが、結果的に、周りの顔色を見ながら行動してただけ、というのが本音じゃなかろうか。その究極の一例が、山形新聞の記事だ。東京在住の岩手県出身の女性が、実父の葬儀に参列しようとしたところ「参列者に迷惑がかかる。戻って来ないで」と親族から言われたという。葬儀については、不要不急の対象外だが、それよりも世間体。特に、全国で唯一、感染者ゼロの岩手県ともなれば、余計に神経質なのも分かる。だが、この親族が心配しているのは新型コロナの感染力ではなく、他人の目なのは明らかだ。納得できずに帰省した女性だが「感染が広がったら自分たちはここに住めなくなる」と懇願されて参列を諦めたとか。いやぁ、田舎らしい閉塞的な感覚だ。結果的にゼロ人という結果も、その実、陽性の疑いがあっても『怖くて』検査に行けなかったんじゃないかとさえ思えてくる。こういうムラ社会的な相互監視は、良く言おうと思えば良く言えるし、悪く言おうとすれば悪くも言える曖昧なもの。なるほど、それも含めて『民度』か。●音楽機器メーカーの『ズーム』、株価がストップ高だそうだ。失礼ながら、この会社の存在を知らなかったが、関係者の間では「2日に決算を発表したビデオ会議サービスの米ズームと勘違いしている可能性がある」だそうだだ。いくらなんでも大事なお金をと思いつつ、個人投資家には、呼び方だけ立派なバカがいくらも混じっているので驚くレベルでもないか。投資家の民度(笑)。★☆★
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